健康診断のすすめ 宮前区医師会会長 中田雅弘
特定健康診査は、40〜74歳の加入者(被保険者・被扶養者)を対象として行われる健診です。「メタボリックシンドローム」の該当者や、その予備群を発見することを目的としています。この結果から生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善による効果が多く期待できると判定された人に対して、専門家がサポート(特定保健指導)を行います。
今後はAIを活用して、軽微な異常でも、将来どのような病気にかかる危険性があるかを予測し、原因となる食事や運動などの生活習慣をどのように変えれば良いのかを具体的に提示することで、様々な病気を予防することができるようになっていきます。ちなみに川崎市での健康診断の利用率は約26%です。多くの方々が、折角の機会を無駄にしています。
今年も皆様が安全に健康で健やかな毎日を暮らせるよう取り組んでまいます。ご協力のほどよろしくお願いいたします。