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中区寿町 伝統の夏フェス 今年も コロナ禍乗り越え45年

タウンニュース

実行委員会の金子委員長(左)と高沢事務局長

1979年から続く中区寿町の「寿夏祭り2024」が8月11日(日)から15日(木)まで行われる。14日は寿町交流センター前広場が人であふれ熱気に包まれるフリーの野外コンサートも。「お盆に田舎に帰りたくても帰れない人と過ごすために始めたこと。共に故郷を思い、楽しんでほしい」と主催者は話す。

寿夏祭り実行委員会の委員長を務める金子祐三さん(76)は、45年前の寿町フリーコンサートの初回から携わってきた。「ここまで続けられたのは、寿町の街の人の心の広さとノーギャラにも関わらず、出演してくれるミュージシャンのおかげ」と目を細める。

コロナ禍の影響で3年間の空白があった。以前は簡易宿泊所や住民の寄付で運営していたが、4年ぶりの再開となった昨年は寄付が集まりにくいだろうと、ホームページやSNSで広く協賛金を募った。今年は新たな試みとしてクラウドファンディングに挑戦。目標金額を超える約52万円を集めることができた。出演者は渋さ知らズ(午後2時〜)、川口真由美(3時30分〜)、TEIYUCONNECTIONS(4時30分〜)、遠峰あこと爛漫社中(5時35分〜)。金子さんは「暑さで熱中症にならないよう、気をつけながら成功させたい」と話す。

時代の流れと共に「日雇い労働者の街」から「福祉の街」に変化してきた寿町。生活困窮者や生きづらさを抱える人も集まるようになった。同実行委員会の高沢幸男事務局長(53)は「あえて猛暑のお盆に行うのは、田舎に帰りたくても帰れない仲間と過ごすため。一緒に、音楽や盆踊りを楽しめれば」と話す。

そのほか11日は炊き出し、12日はカラオケ大会や盆踊り、13日は歌謡ショーや子どもスイカ割り、盆踊り、14日は子ども縁日、15日は物故者供養・施餓鬼などを予定。

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