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【高校生に実地での学びを】理数科「メディカルコース」を設置する三条高校、県央基幹病院や三条市医師会と連携協定締結 医師不足解消への期待も(新潟県三条市)

にいがた経済新聞

前列左から、県央基幹病院の遠藤直人病院長、三条高校の勝山宏子校長、三条市医師会の田中吉明会長

県立三条高等学校(新潟県三条市)は2025年度から、理数科を設置する。これに伴い同校は11月15日、済生会新潟県央基幹病院、一般社団法人三条市医師会と、教育内容の充実を図る連携協定を締結した。連携により実地での学びなどを拡充し、また医師不足が深刻化している同地域の課題解決も目指す。

三条高校の理数科は、専門性の高い知識を身につける「イノベーションコース」と、医師などの医療従事者の育成を目指す「メディカルコース」の2コースを設定。今回の連携協定は主に、後者の内容を充実させるためのもので、県央基幹病院は主に実際の医療現場の見学などで、三条市医師会は地域医療に関する学習で協力するという。また、生徒と年齢の近い若手医師から話を聞くことができる機会も設ける予定だ。

連携協定締結式の様子

15日午後、県央基幹病院で締結式が行われた。三条高校の勝山宏子校長は「当校の理数科の強みは、地域との連携。高校だけではできない専門的な学びや体験で、生徒たちには医師という仕事を身近に学び、そのやりがいや尊さを肌で感じてもらいたい」と語った。

県央基幹病院の遠藤直人病院長は「この地域の大きな課題は医療逼迫で、その要因の一つが、医師を含めた医療スタッフの不足。次世代の人材教育のため、できる限りのことをしていきたい」、三条市医師会の田中吉明会長は「この連携協定を契機に、(三条高校の)生徒たちが医学部へ進学し、卒業後に地元で働くことで、この地域の医師不足の解消に繋がると大いに期待している」と話した。

なお、理数科「イノベーションコース」の学習内容の拡充のため、三条市立大学との連携協定も予定されている。

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