園長からペーパーアーティストへ!夢を追いかけたtete(テテ)さん【市川市】
子どもの頃はアトリエ教室で、大人になってからは勤務先の保育園でと、「昔から紙になじみがあった」と話すteteさん。
現在は紙を自在に操るペーパーアーティストとして活動しています。
園長からペーパーアーティストへ
「子どもたちの人格形成の基盤を一緒に作っていきたい」と保育の道へと進み、2020年から園長に。
幅広い業務をこなしながら、週末には教育に特化した大学院で教育修士を取得。
多様な職種の人々と関わり、考え方を学ぶ中で「自分がやりたいことは何か」と再考するように。
「子どもたちとの関わり方は他の方法でもいいのでは。夢を実現することで子どもたちのロールモデルになれば」と、昨年、保育園を退職。
創作に専念するようになりました。
なじみある紙で新たな表現方法を
紙を少し浮かせた半立体のteteさんの作品。
子ども向けの絵本やトンネルブックから幾何学的なアート作品まで、多様な形で表現しています。
現在、全国の作品展への出品の他、ギャラリーでの展示、「地域のつながりを大切にしたい」とイベントなどにも出店。
愛らしく、楽しい紙の世界へといざないます。
teteさんに聞きました
―ペーパーアートを始めたきっかけは?
10年くらい前に紙で立体を作る記事を見かけ、自分でもやってみたいと作ったのが始まり。
紙を浮かせる手法や自分のようなタッチの物を作る人が他にいなかったので、オンリーワンとして確立できるのではと思い、続けています。
―どのような紙を使用していますか?
クラフトでよく使われるマーメイド紙。
表面はさざ波のような質感で、発色が良く、全60色ほどあります。
もっとたくさん色がそろっている紙もあるのですが、限りある色の中で工夫するのが面白くて使っています。
―絵本の特徴は?
言葉の強弱やリズム、子どもが行動するきっかけとなる声かけなど、保育での実践と専門的な知識に基づいた要素をあとがきで解説しています。
子どもは楽しく、大人は納得しながら読んでもらえると思います。
―作品に興味を持たれた方へ
地域のマルシェやフェスなど定期的に参加したいと思っています。
見かけたらぜひ声をかけてくださいね。
くまフェス
日時/5月6日(火・休)~12日(月)午前11時~午後6時
場所/市川大門通り
料金/入場無料
※teteさんは5月10日(土)の「くまマルシェ」に出店
場所/並樹画廊市川ブランチ
住所/千葉県市川市市川1-16-12
Instagram/@tetepaper