旬の食材に込めた手間と想い!絶対食べたいお膳ランチ 岩国市「わたぼうし保津店」
今回ご紹介するのは、岩国市由宇町にある「わたぼうし保津店」。
錦帯橋近くにある「わたぼうし」の2号店として2023年11月にオープンしたお店ですが、ランチで提供されるのはなんと1種類のみ!気になるその中身や、込められた想いについてたっぷりご紹介します。
明るく広々とした店内でゆったりランチタイムを
「わたぼうし保津店」(山口県岩国市保津町2丁目15−2)があるのは、市内を海岸線に沿って走る国道188号のロードサイド。
お店に足を踏み入れると、白を基調とした明るい空間が広がります。天井が高く自然光がたっぷり差し込む店内は、とても開放的で居心地抜群。
テーブル席やカウンター席が用意されており、友人や家族、ひとりでも気軽に楽しめる雰囲気です。
席数は少なくないものの、開店直後からお客さんが続々と訪れ、ランチタイムには満席になることも。事前予約をして訪れるのがおすすめです。
さらに店内には物販スペースもあり、オリジナル商品や地元作家さん、スタッフさんの手作り作品が並んでいます。
ランチの品数はなんと10品以上!
お店で提供されるランチメニューは「季節のランチ」1種類のみ。季節の食材をふんだんに使ったお膳スタイルで、この1種類にすべての思いが込められているんです。
この日の献立はこちら。店長さんの手書きメッセージ付きです♪
季節のランチ 2,380円
・食前柚子ジュース
・おからサラダ ひらなか豆度のおから
・ピーナツ豆腐
・炊き合せ 信田巻き・冬瓜・小松菜
・蒸しもの鮭ときのこ
・3種盛り合せ れんこんの「うなぎ」・キャベツの生春まき、寒天・金時豆とさつま芋
・だいだい酢のマリネ海老・じゃが芋・玉ネギ
・揚げもの高野豆腐の唐あげ・大豆と玉子のコロッケ・さつま芋の春まき
・河内娘みそのおみそ汁
・黒米ごはん(美和町の米)
・ぬか漬け
・デザートとお飲みもの
ちょっとしたご馳走な値段ですが、それもそのはず。なんとお盆に乗せきれない12種類もの品数が提供されるんです。
揚げ物は、後から揚げたてを持ってきてくれますよ。
出されるお茶にもちょっとしたこだわりが。
いただいたのは温かい菊茶。デトックス効果があって、糖分を排出してくれるそうです!
料理に込められた手間と真心
さっそくランチをいただいてみると、一つひとつの料理がとても丁寧に仕上げられているのが分かります。
一見「家庭でも作れそう」と思える素朴な料理ですが、「どうしたらこんなに美味しい味付けや食感になるの!?」と思わせるような品々ばかり。真似できそうに見えて、実は簡単には再現できない手間ひまと工夫が惜しみなく注ぎ込まれているそうです。
「今の季節だからこそ味わえるものを届けたい」という思いから、その日、その時季に手に入る旬の食材や、地元さんの食材をふんだんに使って献立を考えられています。取材時は冬でしたので、冬瓜やさつま芋のお料理など味わいました♪
いただいた後は、全てのお皿をマトリョーシカのように綺麗に重ねることができ、これもちょっとした楽しい時間に。
食後にはデザートと飲み物でほっこり
ランチの締めくくりには、デザートとお飲み物が用意されています。
この日のデザートは、「カボチャのチーズケーキ」と「栗の豆乳プリン」の2種類から選べ、飲み物は紅茶かコーヒー。
私はホットコーヒーと栗の豆乳プリンをいただきました。しっかりと栗の風味も感じられ、口の中でとろけるプリン。絶品です!
1つのお膳に込めた想い
もともと「わたぼうし」は、料理の好きな主婦たちが集まって17年前に立ち上げられたお店で、その時のメニューが、1つのお膳を提供するスタイルだったのです。
その後、1号店は店舗改装を機にカフェスタイルとしてリニューアルされましたが、「やっぱりあの『わたぼうし』のお膳ランチが食べたい」という声が多く寄せられるように。そして、その声に応え、原点回帰する形で開かれたのが、現在の「わたぼうし保津店」なのです。
このお店で提供するメニューは1つしかないからこそ、その日そのメニューに全力を尽くして作っているのだそう。
「お客様が帰る時に、少しでも明るい気持ちになっていてほしい。」
そんな想いを込めてお客様をお迎えしていると、素敵な笑顔でお話ししてくれました。
「わたぼうし」のランチをいただいて、お腹がいっぱい。さあ帰ろうとお店の扉に手をかけた時、ふと自分が満たされてにっこりしていることに気がつきました。気持ちを込めて丁寧に作られたごはんは、お腹だけじゃなく、心も満たしてくれるんですね。
みなさんもぜひ、わたぼうし保津店でこだわりのお膳ランチを楽しみながら、ゆっくりとランチのひとときほっこりとした時間を楽しんでください!きっと、お腹も心もぽかぽかと豊かな気持ちでお店をあとにすることができるはずです♪