【無制限1本勝負】おすすめハンバーガー選手権! 編集長が「1番美味い!」というハンバーガーはどれだ?
編集部のメンバーがおすすめ商品を持ち寄り、当サイトの編集長GO羽鳥がジャッジする「おすすめ○○選手権」。今回はバリエーション豊富、ファストフードチェーンも多く、ベーカリーやコンビニ、スーパーなどでの定番商品でもあるハンバーガーで勝負! それぞれがお気に入りの商品を持ち寄って、羽鳥にジャッジしてもらう。
選択肢の幅が広く、それぞれこだわりもあると考えてコレを選んだ。料理としてはシンプルではあるが、何をどう挟むかによって、見た目も味もまったく変わるハンバーガーを羽鳥はどうジャッジするのだろうか? ハンバーガーバトル、開幕です!!
・ハンバーガーで勝負
この企画は、それぞれのメンバーのこだわりが垣間見える瞬間が面白い。自分が「美味い」と確信して用意した商品が、羽鳥のお眼鏡に叶ったり叶わなかったり……。好みやこだわりのすれ違いが起きるときに、ドラマが生まれるのである。
つまり、こだわりのあるメニューほど面白くなる。ハンバーガーはまさにこだわりの詰まった料理と考えて、今回の題材に選んだ。
さて、改めて戦績を振り返ってみよう。前回のからあげでも私(佐藤)が勝利して勝ちを6に伸ばしている。もはやヤラセを疑われてもしょうがないレベルで独走中だ。続いて、砂子間・古沢・御花畑・Yoshioがそれぞれ1勝ずつで、私との差は縮まる気配すらない。
ハンバーガーは誰にとっても親しみ深い料理のひとつ、おそらく食べたことない人はいないはず。手軽に食べられる、まさに「ファストフード」だ。にもかかわらず、私は羽鳥がハンバーガーを食べているところをほとんど見たことがない。15年近く付き合っているのにだ。したがって、彼の好みは不明なのである。
私だけでなく他のメンバーも彼の好みを知らないので、条件は同じ。久しぶりに「ドボン」(食べてもらえない)が出る可能性も大だ。では、さっそくメンバーの購入商品を紹介していこう。なお、メンバーの名前のあとについている星印は、1番を取った回数を示している。
◆佐藤英典☆☆☆☆☆☆ 秦妃ROUGAMO(シンヒローガモ)「ラムローガモ 肉1.5倍」税込880円
佐藤「ハンバーガーと聞いて、私が思いついたのは『中華バーガー』と呼ばれるローガモである。ロージャーモーと呼ばれることもある西安の名物料理。パイ状のサクサクバンズにプルドポーク(割いた豚肉)を入れるのが定番。今回はラム肉をチョイスしている。
きっと他のメンバーはチェーンのハンバーガーを持ってくるはずなので、それらとはまったく違う食感に羽鳥は驚くとともに評価するはずだ」
◆中澤星児 マクドナルド「てりやきマックバーガー」 税込400円
中澤「マクドナルドの『てりやきマックバーガー』は世界一ウマイ。そう言うと、たまにモスを勧めてくる人がいるけど違うんや。全然違う。私が求めてるのは質の高さじゃない。クセになる味のハーモニーなのである。
てりやきマックバーガーの甘辛さとマヨネーズの濃厚なまろやかさ、コントラストを描くレタスとポークパティの食感。素材力ではなく、組み合わせの妙。これが1番大きく仕事しているのがてりやきマックバーガーだと思うので、ずっと一緒に過ごしてきたコイツで勝負する」
◆あひるねこ ローソン「てりやきハンバーガー」 税込192円
あひるねこ「本企画に対して常にこう思っている。都内でしか買えない高額な商品が上位に並ぶのを見て、果たして誰が面白いのか?
読者が本当に求めているのは、劇的なジャイアントキリングではないのか?
私は今日、200円にも満たないコンビニの総菜バーガーにすべてを託す。さあ、共に奇跡を起こそうではないか」
◆原田たかし バーガーキング「チーズダブルチーズバーガー」 税込550円
原田「ハンバーガーはピンキリでいいものを食べようと思ったら、1個で数千円するものだってある。勝ちを思い切り手繰り寄せるならそれらを選ぶべきだろうが、私はそんな野蛮なことはしない。
なぜなら、手が届く範囲にバーガーキングという王様がいるからだ。リーズナブルなのに『チーズダブルチーズバーガー』ならウマさで片膝……いや、両膝つく可能性だって大いにある!」
◆砂子間正貫☆ ゼッテリア「とろ~りチーズバーガー」 税込420円
砂子間「たしかGO羽鳥はチーズが好きだったはず……、チーズといえばロッテリア、いや、ゼッテリア(ロッテリアの新業態として誕生したブランド)だ!
誰かが空気を読まずに持ってくるであろう“1000円超えするグルメバーガー” に太刀打ちできるのは『とろ~りチーズバーガー』一択。濃厚なチーズソースで優勝を狙いたい。お金で優勝するような男にはなりたくない」
◆古沢崇道☆ バーガーヤ「カスカタバーガー」 税込1150円
古沢「こちらは群馬県発・ブラジルのハンバーガー屋『バーガーヤ』の逸品である。かつて取材で訪れた群馬の名店が東京・新宿にも進出していることを知って閃いた。そうだ、ここの絶品バーガーで勝負しようと。
今回は私が数年前に本店(群馬県大泉町)で食べた『カスカタバーガー』をチョイス。まるでマグマのように溢れ出すクリスピーベーコンとチーズが印象的である。見た目はインパクトが強いし、味も思わずサンバを踊り出したくなるほどデリシャス。きっとGO羽鳥もブラジルバーガーの虜になることだろう」
◆御花畑マリコ☆ モスバーガー「バジルマヨの海老カツバーガー」 (セット価格1000円 + 配達料500円)
御花畑「ハンバーガーは鮮度が命。しかし今回は直前に会議があったため、買い置きになる可能性が浮上してしまった。どこからともなく聞こえたのが「もうウーバーイーツでいいんじゃない?」の声……。
この世にはグルメバーガーもあるけど、あれって食べにくいよなと思って、モスをウーバーで注文した。海老カツバーガーなら海老好きのGO羽鳥にもハマりそうだし、バジルソースが小洒落てる。あとやっぱモスはオニポテが美味しい」
◆和才雄一郎 自作バーガー
松屋 ブランチーズハンバーグ 単品 税込930円、ファミチキバンズ 税込93円、ローソンにんじんミックスサラダ 税込146円
和才「前々から思っていたのだが、松屋のハンバーグってめちゃくちゃ美味い。だから、パンに挟んでもイケるのでは? おそらくどのハンバーグでもそれなりのクオリティーになるだろうが、今回はチーズがのってるブランチーズハンバーグをチョイス。
それを野菜と一緒にファミチキバンズに挟めば完成だ。自分で試食してないってのが唯一の懸念点だが、どう考えても間違いのない組み合わせ。手作り感もあって最高に美味いに違いない」
以上、8名参加で8商品が出揃った。今回はバラけると予想したが、その予想通りに見事にかぶりなし。チェーン定番からコンビニ、中華、ローカルブランドに自作まで幅広い商品が出揃った。はたして、どんな評価が下るのか!? ちなみに今回もサンジュンは不在です。
では、ジャッジ羽鳥の入場です!
羽鳥「今日は食べることを見越してお昼持って来なかったから、お腹空いた~」
羽鳥「断面も見たいから半割にするね。どれから行くかな~」
羽鳥「じゃあ、まずこれ。これはどこのかな?」
中澤「あ、マックのてりやきっすね」
羽鳥「星児の好きなヤツだ」
中澤「これが1番っすよねえ。味の組み合わせが最高っすね」
羽鳥「いただきます」
羽鳥「で、次は~」
中澤「あれ? 感想はないんすか?」
羽鳥「う~ん、そうだね……」
中澤「なんも言ってもらえんかった……」
羽鳥「次はコレにしよう」
原田「バーキンのチーズダブルチーズバーガーです」
原田「チーズもパティもダブルです」
羽鳥「では、いただきます」
佐藤「羽鳥さんってひと口がデカいよね」
あひるねこ「ひと口で食っちゃいますよね。だいたい」
羽鳥「う~ん、チーズバーガーだな」
砂子間「そっすね」
原田「そのまんま以上の感想はないと……」
羽鳥「じゃあ、次はこの上品そうなヤツ」
御花畑「そう、上品なんです。モスの海老カツは。出来立てを届けさせました」
佐藤「執事でもいるのかよ」
御花畑「やっぱ出来立ては違いますね。断面がキレイ」
中澤「切り方がキレイなだけでしょ」
羽鳥「いただきます」
佐藤「なんで全部ひと口で食うんだよ」
和才「そのまま飲み込んだら、味わかんなくないですか?」
羽鳥「ちゃんと噛んでるから大丈夫」
羽鳥「あ~。コレはいいねえ~」
御花畑「でしょ? もう優勝でいいですか?」
中澤「いいわけないでしょ」
あひるねこ「御花畑さんはすぐ決着をつけたがりますよね」
羽鳥「これは美味いな。海老カツもソースも」
御花畑「じゃあ優勝ですね」
佐藤「まだだって言ってるでしょ」
羽鳥「じゃあ、次はコレ。コレはなんか変わってるね」
佐藤「ローガモです」
羽鳥「なんかポロポロ砕けるな」
中澤「ああ~、汚いからダメでしょ。こぼれるから外で食えない」
御花畑「じゃあ失格ですね」
佐藤「なんでそうなるんだよ。ほかのも外で食ったらポロポロ落ちるわ」
佐藤「パイ状のパンにラム肉が入ってます。ちょい辛いかも」
羽鳥「いただきます」
あひるねこ「少しずつ食べるってことを知らないらしい」
中澤「一旦全部口の中に入れたいらしい」
羽鳥「ああ~、これもいいね。ケバブみたい」
中澤「じゃあ失格ですね」
佐藤「だから「じゃあ失格」って何なんだよ。お前らチンピラか? 難癖つけんな」
中澤「この企画でチンピラ扱いされるとは」
砂子間「そっちの方がよっぽど難癖でしょ」
羽鳥「次のコレはどうなってんの? 器にチーズが貼り付いてるけど、これは半割にせずに直接かぶりついちゃっていいかな?」
佐藤「いいよ。そのままいって」
羽鳥「いくよ、いただきます」
羽鳥「これはうめぇ~! パンも肉も全然違う!」
古沢「お~~、ありがとうございます」
羽鳥「これだけ格が全然違うな~」
中澤「でも丼ぶりだしな~、ハンバーガーって言っていいのかな?」
御花畑「じゃあ、失格しかないですね」
佐藤「もう誰かを脱落させないと気が済まなくなってない?」
羽鳥「じゃあ、次行くよ」
あひるねこ「え? あ、次、それ行くんですか?」
あひるねこ「丼ぶりバーガーの次に、それを行くのは……」
羽鳥「え? 何か問題?」
あひるねこ「あ、いやいいんですけど。より貧相に感じるような~……」
羽鳥「これはかなりシンプルだね」
あひるねこ「ローソンですから。ジャイアントキリング目指してますから」
羽鳥「ジャイアント?」
あひるねこ「いや、何でもないです」
羽鳥「いただきます」
あひるねこ「奇跡よ、起きろ!」
羽鳥「ああ~、これは安いヤツだ」
あひるねこ「親しみやすいですよね」
羽鳥「いや、親しみやすさではなく、チープって意味の安いだよ」
あひるねこ「奇跡は起きなかったか……」
羽鳥「次はこれにしよう」
羽鳥「これはなんかスゴイな」
和才「松屋のハンバーグをファミチキバンズで挟みました」
羽鳥「それは美味そうだね、いただきます」
羽鳥「ハンバーグが全然違うね」
和才「絶対鉄板の組み合わせだと思うんすよね」
佐藤「自作だからこそ成せる組み合わせ」
羽鳥「それで最後がこれだね」
砂子間「『残りものには福がある』って言いますからね」
中澤「無理やりことわざ」
砂子間「断面からして美味そうっすねえ」
羽鳥「そうだねえ」
佐藤「砂子間の誘導尋問に引っかかるな」
羽鳥「いただきますよ」
羽鳥「このチーズはいいなあ。とろけてる」
砂子間「とろけますよね、マジで美味そうっすね」
佐藤「お前が買ってきたのに、なんで頑なに第3者のスタンスをとろうとするんだよ」
砂子間「いえいえ、滅相もございません」
佐藤「褒めてねえから」
羽鳥「じゃあランキングいくよ!」
佐藤「早い、もう決まってるんだ」
羽鳥「決まってます。1位はコレ!」
中澤「丼ぶりなのに」
御花畑「ハンバーガーじゃないでしょ」
古沢「いやいや、ハンバーガーですって」
羽鳥「次はこの海老カツ」
御花畑「実質1位ですよね」
佐藤「2位だって」
羽鳥「それで3位がコレ。ケバブみたいなヤツ」
中澤「失格のヤツですね」
佐藤「いえ~い! 3位だけど嬉しい~!」
中澤「失格なのに」
佐藤「まあまあ、ひがむな」
羽鳥「それから次はコレね、とろけるヤツ」
砂子間「あざっす。もっと上かと思った」
羽鳥「それからこれね。バーキンかな?」
原田「バーキンですね。もっと上かと思った」
羽鳥「次はね~……」
佐藤「あとは下位集団だね」
羽鳥「これ、自作のヤツ」
和才「もう少し上かと……」
羽鳥「それからコレ。てりやき?」
中澤「おかしいなあ、羽鳥さん、てりやき好きじゃないんでしたっけ?」
羽鳥「うん、ごめん。好きじゃない」
中澤「だからか……」
あひるねこ「ナゾの地雷(苦手)、多すぎません?」
羽鳥「それで最後はコレだね」
あひるねこ「ですよね。1番安いからしょうがない。でもコンビニバーガーの中ではかなりまともな方ですよ」
最後にみんなでそれぞれのハンバーガーを試食。意外と評価が高かったのは、ゼッテリアのチーズバーガーだった。
というわけで、今回は久々に古沢の勝利で終わった。次回も古沢は勝ちを重ねるか? それともほかの誰かが勝ちを獲りに行くのか? 次回はパスタの予定。どんな商品が持ち寄られることになるだろう。乞うご期待!
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24