大学生・大学院生の69.0%「誰かのためになる仕事に就きたくなった」...他の世代よりも高く 京セラ調査
京セラは2025年2月5日、18~60代1000人を対象におこなった「大学生・大学院生とその他世代における『働く意識・価値観』に関する調査」の結果を発表した。
「誰かのために」行動したい若い世代
調査ではまず、「『働く』とは、社会や人のために行うもの」かと聞くと、これに対して、大学生・大学院生の79.5%が当てはまると回答(「とても当てはまる」19.4%、「あてはまる」30.6%、「どちらかというとあてはまる」29.5%の合計)。その他世代は68.9%で、10.6ポイント高かった。
また、「『コロナ禍』を経て、自分の体験、知識やスキルを、世のために使いたくなった」という質問に、当てはまると答えた大学生・大学院生は73.0%(「とても当てはまる」14.5%、「あてはまる」31.4%、「どちらかというとあてはまる」27.1%の合計)だったのに対して、その他世代の51.7%よりも21.3ポイント高い結果が出た。
さらに、「コロナ禍を経て、世の中の困っている人のために貢献したいと思うようになった」という質問でも、大学生・大学院生は72.5%(「とても当てはまる」14.3%、「あてはまる」29.5%、「どちらかというとあてはまる」28.7%の合計)と、その他世代の54.7%よりも17.8ポイント高かった。
ほかにも、「コロナ禍を経て、誰かのためになる仕事に就きたくなった」かを聞くと、大学生・大学院生は69.0%(「とても当てはまる」13.8%、「あてはまる」27.3%、「どちらかというとあてはまる」27.9%の合計)と、その他世代の48.3%よりも20.7ポイント高かった。
調査結果から、大学生・大学院生は、コロナ禍を経て、「『誰かのため』という貢献意識が高くなっていることが明らかとなり、『誰かのため』になる仕事や社会貢献できる仕事への興味関心も高い傾向があることが明らかになりました」と調査元は指摘している。
この調査は、18~60代の男女1000人(大学生・大学院生516人、その他世代484人)が対象だ。2025年1月6日~9日にインターネットで実施した。
こうした背景も踏まえ、京セラでは、「誰かのために」行動することで、自分の新たな一面や出会いを見つけ、前向きな一歩を踏み出してほしいという気持ちを込めたオリジナルアニメ企画を2022年から展開してきた。
その第4弾が25年2月5日、「#誰かのためになれと願う」をテーマに「京セラ発オリジナルアニメPROJECT2025」がスタート。特設サイトでは、6人のアニメクリエーターとコラボし、京セラの技術が活躍する未来の日常を描いた縦型アニメを公開している。
たとえば、クリエーター・とろろとろろさん制作の「カラフルなお家」は、環境負荷を大幅に低減した京セラのインクジェットプリンター「FOREARTH(フォレアス)」が世の中に普及した未来の日常を描く――。
また、2022年から制作してきた第1弾~第3弾のアニメの総集編も公開しており、ナレーションと楽曲は第3弾に続いて、suis from ヨルシカが担当。