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大阪湾奥メバリング釣行で26cm筆頭にメバル3尾を手中【泉大津】シーバス高活性で苦戦

TSURINEWS

大阪湾奥エリアで仕留めたメバル(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

3月下旬から大阪湾沿岸でメバルがスタートしている。大寒波を引きずってメバリングは遅れるかと思われたが、反対にアーリースタートとなった。気温の上昇にも恵まれ、釣りやすい環境が揃った。しかし、どうだろう?あえて好調なこの滑り出しに、「悪い潮回り」で釣りをしてみるのは。試してみた。

大阪湾奥でメバリング釣行

メバリングの釣行日は4月6日、夕方にイン。小潮、ベタ下げ。21時には潮位が23cmと、とんでもなく低くなる。エントリーしたのはドン深ポイントなので攻めるレンジがなくなるわけではないが、潮に絡んで動く魚なので、もちろん良い状況とは言えないだろう。

ところが、タックルを組んでいるとあっちこっちでシーバスのライズ音が聞こえるではないか。「ちょっとそれは違うんだけどな」と思いながら、プラッギングの準備を進める。

この場所はプラグでしかメバルが食わない。メバル用のプラグを投げているとどうしてもこの時期のマイクロベイトパターンのシーバスがアタックしてくるから、1匹2匹ならともかく、入れ食いになると話が違う。

ゲストにシーバス手中

すると、なんと1投目でシーバスヒット。こいつは違うよ。ちなみに次はチヌがヒットした。

70cm弱シーバス(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

しかも、まあまあいいサイズのシーバスだ。これだけ多くのアングラーに狙い倒されているシーバスを1投目で仕留めるなんて相当運がいいのだろうが、メバルを見に来たので、別にイラナイ。場荒れしても困るので、ここからしばらくワームに切り替えた。

アタリが途絶える

ところが、そうなるとアタリが皆無となる。このポイントは河口域で、大きな流れの中にメバルが散っているゾーンが広いので、ワームだとサーチ効率が悪いのだ。

一度表層を頭から捨てることにして、キワのプラッギングに戻す。レンジを変えて、小さなバイブレーションとメタルジグで中層以深を探ってみた。一つ当たったが、これもおそらくシーバス。

うーん。今日はシーバスデーか?まあ確かに水温はまだメバルの適水温に1℃足らない13℃。どうしたものか。悪い潮のせいで渋っているとも考えられるし、水温が足りないせいとも思われる。

ラパラCD3でメバル手中

ここで比較的最近購入したルアーを投入することにした。バルサ製のCDわずか3cmというミニミニラパラ。実は以前もチヌに爆アタリしたりと、海でもこいつの底力を感じることは多いのだ。

足元に投入して、レンジを慎重に刻んでいく。テクトロみたいにして、15カウント数えて巻きだしたところで、ビビッとアタった。あ、小さいチヌか、メバルか?前に走った、チヌか?いや戻ってきた。

ラパラCD3で仕留めたメバル(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

メバルにしては珍しくかき回すような走り方をしたので混乱した。上がってきたのは26cmと良型。面白い引きで魅了してくれた。このあとも同じルアーにもう1尾ついて、最後にはシンキングのミノーでもう1尾なんとか追釣。最終的には一応、見れる数にはなった。

ラストの3尾目メバル(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

悪い潮でもメバルは釣れた

メバルだけの釣果をいえばたったこれだけなのだが、この日は悪い潮にもかかわらず、その他シーバスが2尾とチヌも2尾ついたので、何がなんだかわからない気分である。だが、中潮・大潮の上げが絡む日と比較すると、やはりメバルは倍以上の差が出る。悪い潮は、悪い潮なりの結果というわけだ。

しかし悪い潮の中、メバルだけを狙い定めて釣りに行った結果としては、かなり疲れた。1尾目がとにかく遠かった。このポイントの魚がワームを無視するせいもある。泉南や垂水ならもう少しイージーだったかもしれないが、湾奥ほどサイズが伸びないのが悩ましい。

釣れ渋った理由として悪い潮に負けないだけの高活性メバルが少なかったことと、やはりまだ適水温に満たない条件であることも大きいだろう。準備万端の海となれば、どんな日でももう少し上向くはず。

<井上海生/TSURINEWSライター>

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