麻布の学生 淵野辺小で授業 合言葉は「す・し・や」 動物との触れ合い方伝授
麻布大学獣医学部動物応用学科で「アニマルセラピー」を学んでいる学生・堀内結夢さん(4年生)がこのほど、淵野辺小学校で1年生の児童を対象にした生活科の授業に協力した。
淵野辺小学校運営協議会でグループ協議のテーマだった「地域や大学と連携した学びの充実をめざして」に基づき、大学と小学校の連携授業として授業が実現。児童に「動物たちとの上手な触れ合い方」をレクチャーした。
授業では堀内さんが3歳の頃から飼ってきた愛犬や地域の散歩仲間の犬、猫、鳥が来校。子どもたちを前に堀内さんは動物と上手に触れ合う合言葉を伝授した。「す・し・や」。「座って遊ぼう」「静かに話そう」「優しく撫でよう」、3つのポイントの頭文字を取った合言葉だ。児童はポイントを忠実に守りながら動物と触れ合い、可愛らしい姿をスケッチしていた。
小学校における情操教育と今後、大学院に進み研究を続ける予定の堀内さんにとっては、研究活動の一端となり、双方にとって有益な取り組みとなった。
大学と企業・行政・地域社会が連携した課題解決型学習などに取り組む同大学の「高大接続・社会連携プログラム開発センター」では、「今後も近隣小学校・中学校との地域連携を行い、協力体制の強化に取り組んでいきたい」としている。