「東京カラーソニック!! “Sugar Pop” SOLO SONG 巴」リリース! 宮苑 巴役・広瀬裕也さんインタビュー|今回の楽曲で、巴の新たな可能性も見えたと思います
「歌手」×「作曲家」=バディが綴る青春エンターテイメント『東京カラーソニック!!』。2021年に1stシーズンがリリースされて以降、楽曲制作を通じてキャラクターたちの葛藤や成長、そして絆を描く繊細な物語が紡がれています。
2025年4月からは新シリーズ「東京カラーソニック!! -はじめの音-」が始まり、公式YouTubeにて毎週水曜21時に無料配信中! これまで描かれなかった音楽制作に向き合うキャラクターたちの日常が描かれます。
さらに、“恋”をテーマにした新たな楽曲シリーズ「東京カラーソニック!! ”Sugar Pop”」も始動。ソロ曲5曲とカラソニ初となるユニット曲2曲の全7曲が、5か月連続でリリースされます。
楽曲ダウンロードシリアルコードもついてくるグッズ付きセットも発売! アニメイト早期予約特典では、2026年1月18日(日)に開催される「東京カラーソニック!! Special Live ~Sugar Pop~(ソニライ4th)」のチケット先行抽選申込シリアルコードも。
今回は、10月31日にリリースされる、強がりで裏腹な恋をテーマにした楽曲「シュガーと嘘とぼく」のレコーディングを終えた宮苑 巴役・広瀬裕也さんにインタビューを実施! 本楽曲に対する印象や注目ポイントなどをお伺いしました。
ポップな印象はとても新鮮でした
──本楽曲『シュガーと嘘とぼく』のデモを最初に聞いた際、どんな印象でしたか?
宮苑巴役・広瀬裕也さん(以下、広瀬):これまでカラソニでは巴としてさまざまな曲を歌わせていただきましたが、今回は今までに聴いたことのない曲調、歌詞、そしてタイトルでした。
「シュガーと嘘とぼく」なんて、そんなかわいいタイトルの曲を巴が歌うんだ、という驚きが大きかったです!
いわゆるお洒落なシティポップや、少し切なく訴えかける「陽炎」のような楽曲が多かったので、今回のポップな印象はとても新鮮でした。
歌詞もかわいらしいですよね。「甘い甘いお菓子なんかより」という歌い出しから、「全部スパイスにする」「そんな恋を許して」というフレーズなんかも、すごくかわいいです。
もちろん、歌詞を全て読むと巴らしい心情も描かれているので、彼らしさはあると感じたのですが、それ以上にかわいらしいワードが散りばめられているのが印象的で。良い意味で、巴らしさがあるようでないような、不思議な感覚でした。
──巴としては、初の恋愛ソングとなります。楽曲のコンセプトも今までにないものでしたが、巴として歌われる際、どういった点を意識されましたか?
広瀬:歌詞の中にツンデレな彼が内に秘めている想いがすごく表現されていて、僕がイメージする「巴が恋愛をするとこうなるだろうな」という像とかけ離れてはいませんでした。
きっと理想通りにエスコートしようと色々計画はするけれど、いざとなると上手くいかずに本心を伝えられない……という感じが彼らしいなと。そういう雰囲気を感じ取りながら歌いました。
──歌っていて特に難しかったパートはありましたか?
広瀬:今回は、練習段階では特に歌い方を固めず、音だけを覚えてレコーディングに臨んだんです。
レコーディング前に「ポップ全開で、最初から明るくていいです」というディレクションをいただいたので、ツンデレの「ツン」の部分はあまりいらないんだなと思い、かわいらしさを全面に出しました。
AメロもBメロも情景が浮かびやすい歌詞だったので、セリフとまではいかないですが、シーンを繋げていくように、一つひとつの展開を絵にしながら歌いました。その結果メリハリとして声を落としたり、跳ねさせたり、かわいくしたり、という表現を意識的に行いました。
難しかったのは言葉の「音ハメ」と、音の上げ下げですね。細かく音が上下するのが、聴いているだけだとすっと入ってくるのに、いざ歌ってみるとすごく難しくて。所々で切ったり、タメを作ったりする部分もあって、意外と複雑でした。テンポも速いので、一つミスると全部崩れてしまうような緊張感がありましたね。
ポップな曲がこんなに難しいとは、新しい発見でした。
──楽曲の中で、お好きなフレーズがあれば教えてください。
広瀬:今回新しい試みだった「曲中のセリフ」ですね。カラソニの楽曲でセリフが入るのはこの曲が初めてだと聞きましたし、伝説的な要素になっていると思います!イントロからセリフが入ることで、曲の世界観や巴の感情がより色濃く伝わるようになっていると思います。
あとは、「大好きが渋滞なんだ」というフレーズも好きです。今後巴が二度と口にしないと思うので(笑)。ポーカーフェイスでクールに見えるけど、心の中は「大好きが渋滞している」というギャップがたまらなくかわいいです!
「ぜひその流れをすべて感じてほしいです」
──これから本楽曲を聴くファンの方に注目してほしいポイントはありますか?
広瀬:全部です!まるまる1曲を通して、今までの巴にはなかった魅力を感じていただけると思います。曲調も、恋愛をテーマにした歌詞も、これまでの彼からは想像もつかなかったものばかりです。
曲調と同じように、行ったり来たりする心の動きが、歌詞全体で表現されているので、ぜひその流れをすべて感じてほしいです!
──5thシーズン「はじめの音」が配信スタートしています。『東京カラーソニック!!』の今後の展開を楽しみに待っているファンの方にメッセージをお願いします。
広瀬:「はじめの音」では、巴と旺士朗の過去が掘り下げられ、彼らのキャラクターへの理解がより深まったと思います。先輩たちが卒業し、彼らが後輩を導く立場になって成長している姿を、僕自身も見てみたいです!
今回の楽曲で、巴の新たな可能性も見えたと思います。もしかしたら、本当はこういうかわいらしい表現をしたいのかもしれない、なんて思ったり。モフモフの格好をした巴も見たいですね(笑)。
色々な新しい可能性が見えてきた「カラソニ」の今後の展開を、ぜひ楽しみにしていてください!