車についている「ナゾの持ち手」の意外と知らない“NGな使い方”「うっかりやってた…」
どの車にも、必ずと言っていいほどついている「持ち手」。乗車中に手をかけることも多いかと思いますが、使い方を間違うと故障する恐れがあります。ここでは、車についている“なぞの持ち手”の正体と、うっかりやりがちなNGな使い方をご紹介します。
正式名称は「アシストグリップ」
車のドア上部についていることが多い、なぞの持ち手。正式には「アシストグリップ」といって、主に走行中に使うことを目的とするものです。
走行中に体を支えるためのグリップで、手をかけることで乗り心地が安定します。そのため、座ったままの状態でつかむのが適切な使い方。
使用方法を誤ると、アシストグリップに体重がかかりすぎて破損や事故につながる恐れがあります。
乗り降りのときに使うのはNG!
車に乗り降りするときに、アシストグリップを使っていませんか? このグリップは座った状態で体を支えるためのもの。乗降の際につかむと、グリップに体重がかかりすぎて外れる場合があります。
乗り降りする際に支えとして使えるのは、「乗降用グリップ」。装備されていない車もありますが、装備されている場合にはドア付近についていることが多く、名前通り車を乗り降りする際に使うものです。
ものを掛けるのも避けて
ハンガーなど、もの掛けとして使うのもNGです。重たいものをかけるとアシストグリップが破損する恐れがありますし、エアバッグが膨らんだときにかけたものが妨げになる場合があります。また膨らむ際にかけたものが飛んで怪我をする恐れもあるため気をつけましょう。
アシストグリップは乗車中に体を支えるのがただしい使い方。用途外の使用は避け、安全に活用しましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア