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上越市が地域医療検討チーム設置 部局横断で医療センター病院改築など検討

上越タウンジャーナル

新潟県上越市は2025年度から、上越地域医療センター病院の経営改善や改築をはじめとする「地域医療体制の確保」に向けて、部局横断で対応する検討チームを設置した。

設置された地域医療検討チームは、八木智学副市長を総括者、事務方トップの池田浩理事が総括代理者をそれぞれ務め、チーム員は総合政策部、総務部、財務部、健康福祉部、都市整備部の各部長5人。

《画像:中川市長から任命書を受け取る池田理事》

経営環境の悪化などを理由に2024年12月に改築着手の2年先延ばしを公表した、医療センター病院の経営改善や改築に向けた検討のほか、県が主導し中核病院を設置する上越地域の中期医療再編、経営危機にあるJA新潟厚生連が運営する上越総合病院への支援、2026年3月末の新潟労災病院閉院後の対応などを担当する。

2025年4月1日には中川幹太市長から任命書が交付され、中川市長は「市民が安心安全に医療を受けられるために、総合的に議論を続けてほしい」と指示した。

八木副市長は「これまで健康福祉部のみで動いていたものを組織横断的に取り組む。情報共有から始め、センター病院の経営改善にめどをつけて改築に臨みたい。中核病院についても妙高市や糸魚川市とも調整し、市としての考えをまとめたい」などと話した。

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