【終業式にサプライズ登場】小栗旬のものまねでおなじみの「おばたのお兄さん」が一日警察署長に就任、闇バイト撲滅を高校生に呼びかける(新潟市中央区)
お笑い芸人「おばたのお兄さん」が一日警察署長に就任
新潟警察署は12月24日、芸人の「おばたのお兄さん」を一日警察署長に任命した。
一日警察署長に任命された「おばたのお兄さん」は、新潟県魚沼市(旧小出町)出身で、現在は吉本興業東京本社所属の芸人。俳優の小栗旬さんを模したネタなどで人気を集め、ピン芸人として活躍中だ。
新潟警察署において、仙田嘉昭署長から委嘱状を手渡されたおばたさんは、「新潟県内で活躍していないとこういうところに呼ばれないのかなと勝手に思っていますので、なんかこう新潟警察署に認められたんじゃないかなという気持ちで嬉しいです」と感想を述べた。
委嘱式の様子
その後、おばたさんは、東京学館新潟高等学校(新潟市中央区)の終業式にサプライズで登場し、高校生に対し、「闇バイト」に手を出さないための防犯広報を行った。
東京学館新潟高等学校の終業式の様子
おばたさんのサプライズ登場にどよめく東京学館の生徒を前におばたさんは、「僕は小出高校という出身なんですけど、その時に東京学館さん(の野球部)と練習試合をさせて頂いた。高校3年間で1本だけホームランを打ってるんですけど、それが東京学館さんのピッチャーからでした。なので、東京学館とは相性がいいはずなんです」とエピソードを交えて挨拶した。
その後、若手時代の金銭的な苦労についての話題で、「短時間で何万も稼げる仕事があれば、それがいいに決まっている。だけど、当時、僕は絶対に楽をして金を稼げるなんて思っていなかった。やっぱり楽してお金を稼ぐ話には必ず裏があるって思っていたし、それを今世の中に出ている芸人さんたちは理解しているから、芸人の先輩から借金をして支払ったりしていた。今売れている芸人さんは、そういうセンサーが鋭い人だと思う」と話した。
「闇バイト」の危険性や虚しさを語るおばたのお兄さん
おばたさんは『闇バイト』について、「とにかく『闇バイト』って、とにかく簡単にお金が入るというところが魅力。だから、みんなわかっていてもやってしまうのではないかと思う。だけど、本当に泥水をすすって、汗を流して働いて得たお金だからこそ、大切に使えるとか、もっと頑張れるんだという事を僕は」身に染みてわかっている。だから、汗水を流して、しっかり考えた上でお金を稼いでほしいなと思う」と自身の考えを語った。
新潟署の仙田署長は「おばたのお兄さん」を一日警察署長に任命した理由について、「『闇バイト』というのは、若年層を対象とすることが多いので、『おばたのお兄さん』であれば、そういった若年層に対する知名度が高く、防犯効果が期待できると思った」と述べた。
新潟署の仙田嘉昭署長と一緒に「まーきのっ」を披露