猫の緊急譲渡会 2月8日 エコパーク
相模原市は2月8日(土)、多頭飼育崩壊によって市や動物愛護団体が引き取った猫の緊急譲渡会を行う。会場はエコパークさがみはら(富士見1の3の41)。午前11時〜午後0時30分と午後1時30分〜3時。
緊急譲渡会では保護している約50頭の猫の新しい飼い主を募集する。譲り受けを希望する人には飼養環境などの聞き取りが行われ、猫の特性などを考慮した上で譲渡が決定する。
譲り受けるためには「家族の賛成・協力」「不妊去勢手術費用、ワクチン接種・ウイルス検査費用の実費負担」といった「飼い主になるための15条件」を満たす必要がある(詳細は市HPを参照)。
参加希望者は2月6日(木)までに申込フォームまたは電話(市生活衛生課【電話】042・769・8347)で予約が必要。問い合わせは同課へ。
相次ぐ多頭飼育崩壊
増えすぎたペットの適正な飼育ができず、動物の健康状態が悪化したり悪臭や害虫が発生したりする「多頭飼育崩壊」。相模原市では2021年から23年の3年間で7件(196頭)の多頭飼育崩壊が発生しており、昨年12月には100頭を超えるチンチラ系ペルシャ猫が保護される事案が発生した。
こうした状況を踏まえ、市は昨年8月に犬または猫の6頭以上の飼育に届出を義務づける改正条例案を市議会に提出。今年4月に条例が施行される。