「サマートラッド巧者」の一軍カバンとその中身。「原宿キャシディ」店長・八木沢博幸さん
2nd誌お馴染みのトラッド巧者であり、裏原宿から日本のトラッドを眺めてきた生き字引き的存在「原宿キャシディ」店長・八木沢博幸さんがリアルに愛用する、サマートラッドなカバンを拝見。カバンついでにその中身まで見せてもらったら、見ているこちらまで物欲が湧いてきた。
生活感も洒脱にする老練スタイルのマストバッグ
すでに20年選手だという八木沢さんのバッグ。時代相応の経年変化で雰囲気は増しているものの、生地そのもののヘタリや破れ、ステッチのほつれなどは一切なく、質実剛健さが窺い知れる。しかもそのバッグを選んだ理由に軽さを挙げている。
「普段使いするときに重すぎるバッグは疲れてしまいます。年相応に選ぶとなるとやはり軽くて、入れ口が大きく使いやすいバッグがいい。そうなると使い慣れているということもあり、このバッグの出番が多いですね。グローサリーバッグとして生活感のある使い方をしても、サマになるのがありがたいです」
ニュースペーパーバッグ(コロナ)
本人私物
八木沢さんのカバンの中の愛用品
1.グレンロイヤルのキーケース
20年以上使い続けているというキーケース。「現行のものとは異なり、当時はriri(リリ)ジップを使っているんです。そういうところにも愛着を感じ、使い続けています」
2.カムコのハンカチ
なんと家に数百枚ストックがあるというハンカチ。「手軽に買えることもあって、数十年買い続けています。見ると欲しくなるハンカチ王子ならぬハンカチおじさんです」
3.タファーのトラックキャップ
ヴィンテージのパッチがあしらわれたキャップは、常日差しの強い時に欠かせない。「野菜と一緒に持っていると市場での“せり”の帰りの人みたいですよね(笑)」
4.ペンドルトンのバッグ
パッカブル仕様のナイロンバッグ。「野菜などもそうなのですが、濡れたものを入れる時のバッグインバッグとして使っています。コットンは滲みてきちゃうので」
5.スーパーで買った野菜
産地やスーパーに特にこだわりはないが、緑黄色野菜を中心にできるだけ毎日食べるようにしているとのこと。「この年になると、素材そのものの味が一番ですね」