バル仙台で出会った、夏に飲みたい花巻のワイン。
外飲みが気持ちいい季節。自然と手が伸びるのは、冷たいビールやレモンサワー。「そんなときにワイン?」と思う方もいるかもしれませんが、6月とは思えないほどの真夏の陽気に包まれたワインイベント「バル仙台」は大盛況。そんな「バル仙台」に出展した数々の花巻のワインの中から夏にぴったりのワインをご紹介します。
東北のワインと食が出会う、真夏のバルイベントが今年も開催
この春から初夏にかけて、「山形ワインバル」や「日本ワインフェスティバル花巻大迫」など、東北各地でワインイベントが開催され、東北のワイン文化が盛り上がりを見せています。そうした中、6月20日〜22日には「バル仙台2025」が仙台・勾当台公園で開催されました。東北のワイナリーや飲食店が一堂に集い、夏空の下でワインと料理のマリアージュを楽しめる、毎年人気のイベントです。
今年は東北を中心に30ワイナリーが参加。気軽に一杯から楽しめるスタイルで、ワインだけでなく地元食材を使ったバルメニューなど、多彩なラインナップが並び、カジュアルでオープンな雰囲気で、訪れた人々の五感を楽しませました。
昨年7月の開催から約1ヶ月早まったとはいえ、連日30度を超える暑さに。そんな中、スパークリングワインや冷えた白ワインなど、夏にぴったりの一杯が特に人気を集めていました。
喉を潤す、辛口シードル
暑さで火照った体に心地いいシードル。シードルはリンゴ果汁で造られるお酒です。もんのすけ農園のシードルはすっきりとした辛口で、りんご本来の酸味とほのかな渋みが、喉を心地よく潤してくれます。
シードル 2022|もんのすけ農園
リースリング・リオンの清涼感に包まれる
高橋葡萄園の「フロイデ 2015」は、リースリング・リオン100%の辛口白ワイン。きれいな酸と果実の風味がやさしく広がります。暑い日の空の下でも、清涼な香りと輪郭のあるおおらかさが心地いい一本です。
フロイデ 2015|高橋葡萄園
チャーミングに弾ける、ロゼの一杯
大迫佐藤葡萄園の「バッファロー2024」は、アメリカ原産の品種「バッファロー」を使った、辛口のロゼスパークリングワイン。チャーミングなキャンディ香とともに、泡の爽やかさが果実味を引き立てる、親しみやすい一本です。キレのある後味で、屋外での乾杯にもぴったり。今回は試験醸造とのことで、今後の定番化にも期待が高まります。
バッファロー2024|大迫佐藤葡萄園
大迫佐藤葡萄園の佐藤直人さん
初夏に似合う白
アールペイザンワイナリーの「シャルドネ ノンバリック 2024」は、ノンバリック(樽不使用)ならではのフレッシュさに、ミネラル感が静かに寄り添い、味わいに透き通るような奥行きを与えています。若々しい爽やかさとみずみずしい酸が印象的で、洗練された調和が心地よく、初夏の風を思わせるような一本です。
シャルドネ ノンバリック 2024|アールペイザンワイナリー
琥珀色に輝く、限定オレンジワイン
エーデルワインの「デラウエア醸し発酵 amber」は、ジューシーで強い甘みが特徴のデラウエアをオレンジワインに仕立てたユニークな一本。名前の通り透明感のある琥珀色で存在感があり、デラウエア由来の甘やかな果実香に、皮の発酵から生まれるスパイスのニュアンスが重なります。ワインシャトー大迫限定のレア商品です。
デラウエア醸し発酵 amber|エーデルワイン
エーデルワインの伊藤剛さん
暑さを忘れる、きりりと華やかなロゼスパークリング
ベスピナエの「スパークリング2024」は、淡いサーモンピンクが美しいロゼタイプのスパークリングワイン。「ピノ・ノワール」の甘美な果実味を「ソーヴィニヨン・ブラン」由来のきりりとした酸味が引き締めます。乾杯のひと時にも、暑い日の夕涼みにも似合う一本です。
スパークリング 2024|ベスピナエ
この夏、花巻ワインと涼やかに
バル仙台のにぎわいの中で出会った、花巻のワイン。涼やかな風土を映し出す、澄んだ味わいで、夏の外飲みや夕涼みの時間を、特別なものにしてくれました。
暑さが増す季節、日常の乾杯に、冷蔵庫の一角に、ひとつお気に入りの花巻ワインはいかがでしょうか。キンと冷やしたボトルを開けるたび、涼を感じるアイテムとして、ワインがそっと寄り添ってくれる夏もいいものです。
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