建設業に勤める女性の《リアル貯金額》。お金を貯めたいのに無駄遣いをしてしまいます……【FPが解説】
読者から寄せられた実際の総資産額を大公開。内訳から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【22歳 女性】
【貯金額】22歳、女性の場合
プロフィール
22歳、女性
独身、実家暮らし
建設業のCADオペレーター
年収390万円
【相談内容】無駄遣いを減らしたいです……。
「自由に使えるお金をあらかじめ決めていても、給料日前になると関係なくお金を使ってしまいます。無駄遣いが多いと自覚していますが、浪費癖を直してお金を貯めるにはどうすればよいでしょうか？」
ファイナンシャルプランナーによる回答
先取り貯金で強制的に貯まる仕組みに
給料日に一定額を貯蓄用の口座に移しておくことで、お金が貯まりやすい体質になります。
なぜなら、予算を決めているとはいえ「残ったら貯金する」方法ではなかなかお金が貯まりにくいからです。
自動送金の仕組みを利用すれば、よりほったらかしで貯蓄できるようになるでしょう。
「残ったら貯金」ではなく「残った分を使う」というルールにすることがポイントです。
ムダ遣いは家計簿でリアルタイム確認
「なぜか出費が多い」というに方は、まず1カ月家計簿を毎日つけてみることをおすすめします。
毎日振り返ることで、リアルタイムで浪費に気づくことができますよ。
コンビニでついで買いする、自販機で毎日飲み物を買うなど、たった数百円でも気づけば結構な額を費やしてしまっていることがあります。
浪費癖に気付けば、コンビニに寄る習慣をなくしたり水筒を持参したりして対策できますね。
毎日家計簿をつけるのは面倒だとは思いますが、メモ書き程度でも大丈夫です。
まずは1カ月記録をつけることで、その先ずっと貯まりやすい体質になりますよ。
質問者さんの貯蓄額は中央値の約5.5倍
20代独身の平均貯金額は121万円、中央値は9万円です。
質問者さんの資産総額は50万円と、平均こそ下回るものの中央値の5.5倍あります。
*……参考https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/tanshin/2023/
現在の資産はすべて銀行預金ですね。
銀行預金は低金利のため、物価上昇に負けてしまうデメリットがあります。
長期的な貯蓄にはNISAやiDeCoを活用して資産運用を始めることで、効率よく備えられますよ。
万一の出費に備えて生活費の6カ月分程度を銀行預金で貯金し、貯まったら資産運用を検討してみてください。
まとめ
・先取り貯金で強制的に貯まる仕組みに。
・1カ月毎日家計簿を振り返ることで、自分の浪費癖と金額に気付ける。
・生活費の6カ月分が貯まったら、NISAやiDeCoで効率よく貯蓄しましょう。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆ゆきFP
FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。 特に、お金の制度をわかりやすく伝えることを得意としています。
