【9年ぶり…台風5号上陸の恐れ】あす15日(火)午前中に北海道にも 天気予報&気象予報士解説/2025年7月14日更新
北海道のあす15日(火)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・あすからの北海道の週間天気予報
・あすの札幌の朝昼晩の天気
9年ぶり…台風5号上陸の恐れ
台風の最新情報です。
台風5号は三陸沖を北上し、あす15日(火)午前中に北海道に上陸するおそれがあります。北海道に台風が上陸するのは9年ぶりです。時速50キロと自動車並みの早さで近づくため、急に荒れるおそれがあります。日高から根室にかけての太平洋側では、いずれも日付が変わってから、あす夕方まで7メートルの高波に、最大瞬間風速は朝まで陸上で30メートルと歩けないくらいの暴風にも警戒が必要です。
雨の予想も確認しましょう。
今後は雨の範囲が北の地域に広がり、札幌も今夜は弱い雨が降ったりやんだりします。道北も今夜は雨が降ります。
日付が変わると道東で激しく降るおそれがあります。
あす15日(火)夕方までの24時間に道東の多いところ120ミリの大雨です。低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水にも注意して下さい。
15日(火)の天気と気温
浦河です。少し霞んでいます。海は穏やかそうですね。
きょう14日(月)の夜は急激に雨や風が強まり、波も高くなりそうです。
あす15日(火)の天気と気温です。
雨が降り、道東で昼前まで激しい雷雨のおそれがあります。そして蒸し暑いです。最低気温は20度前後、最高気温は30度くらいで、熱中症にも注意して下さい。
札幌や千歳周辺で台風の影響で交通が乱れる可能性は低い見込みです。
あす15日(火)の時間ごとの天気。道央・道南からです。
荒れることはないですが、朝晩を中心に雨でしょう。太平洋側はうねりを伴う高波に注意、警戒して下さい。札幌の最高気温は31度です。6日ぶりの真夏日で蒸し暑いでしょう。
道北・空知です。
曇り空で、夕方以降、海岸部から雨が降り出すでしょう。風は宗谷地方でやや強く吹きそうです。旭川ではきょう14日(月)今年初の猛暑日35.1度を観測しましたが、あす15日(火)も31度と暑さが続きます。
道東・オホーツク海側です。
午前中は激しく雨が降り、海岸部では傘がさせないほど風も強まるでしょう。台風が去った午後も弱い雨が残りそうです。海や増水した川など危険な場所には近づかないで下さい。
15日(火)からの週間天気予報
札幌は晴れています。ただ、あす15日(火)以降、日差しは少なくなりそうです。
週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
雲に覆われ、日本海側を中心に雨の降る日が多いでしょう。札幌や網走でも連日30度以上の真夏日で、朝も20度を下回らない日が続きます。
太平洋側です。
西部を中心に曇りや雨の日が多いでしょう。日中は海岸部でも30度くらいまで上がり、帯広は猛暑日に迫る暑さです。熱中症や食中毒に注意して下さい。
15日(火)の札幌の朝昼晩の天気
あす15日(火)の札幌です!朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします!
日差しがなくても30度…今夜は寝苦しく、日中は蒸し暑くなります。きょう14日(月)ほどではないですが、昼頃から風が少し強まり、夜6時以降は雨が降るでしょう。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
月~金曜日に翌日からの天気予報をお伝えしているほか、暮らしに役立つお天気コラム記事もお届けしています。
※14日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部IKU