まもなく「小学生」! ママが抱える15の不安 「小1の壁」登下校、勉強、給食、友達トラブル…「入学前に準備できること」は?
小学校入学を控えた娘に対する、ママの心配ごとをシェアします。重たいランドセルを背負えるのか、勉強についていけるのか……。少しでも不安を取りのぞくための、我が家流「対策法」も紹介します。
通学路にも心配がいっぱい(画像紹介)小2の息子と年中の娘を育てる、エニママライターの垣内千夏です。
今回は、小学校入学を控えた娘に対し、私が抱えている不安や心配ごとをシェアします。
我が子の小学校入学。子どもの成長に喜びを感じながらも、「小1の壁」を乗り越えることができるのか、不安を抱えているパパ・ママは多いのではないでしょうか。
私もまさにそのひとりです。
しっかり者の息子(小2)に対し、マイペースで我が道を行くタイプの娘。ひとりで寝られるし、ひとりでお風呂にも入れる娘ですが、小学校入学を控えたいま、さまざまなことが不安になってきました。
もうすぐ入学! ママが抱える15の心配ごと&対策
私が抱える心配ごとを数えてみると、なんと15個もありました。
1.朝、自分で起きられる?
娘は、夜20時過ぎには就寝し、朝は起こされるまでぐっすり寝ています。よく寝ることはいいことなのですが、小学生になったら起きるべき時間に、自分で起きられるようになってほしいと思っています。
そこで、目覚まし時計を使い、自分で起きることにチャレンジしはじめました。アラームが鳴り、止めるところまではバッチリ! ところが、止めてからまた布団にもぐり、スヤスヤと二度寝をする日々が続いています。
入学までに自分で起きられるようになるのでしょうか……心配です。
2.支度は間に合う?
小学生になったら、幼稚園のときよりも1時間早く出発しなければなりません。
食事、着替え、髪の毛のセット、トイレ……と、登校前にやるべきことは盛りだくさん。いまのペース配分では、出発時間に間に合いません。
娘の支度にかかる時間から逆算すると、少なくとも息子よりも30分早く起きる必要があることが判明しました。朝のバタバタ(イライラ)を回避するため、入学を3ヵ月後に控えたいまから、少しずつ調整を進めています。
3.1人で登下校できる?
写真:AdobeStock(写真はイメージです)
私がもっとも心配していることは、娘1人での登下校です。
先日、息子に「○○(娘)が1年生になったら、一緒に登校してくれる?」と、聞いてみました。すると、息子は「え~。友達と行きたいんだけど……」と、やんわりお断りのリアクションでした(そうだよね~)。
息子の気持ちも尊重したいですし、無理強いもしたくありません……。娘が登下校に慣れるまでは、私が付き添いたいと思います。
4.家から学校まで歩ける?
自宅から学校までは、子どもの足で15~20分程度かかります。幼稚園は自転車で送迎しているため、歩く習慣がない娘。
20分も歩いたら、小学校に着いた時点でクタクタでは!? と心配しています。
歩く習慣をつけるためにも、幼稚園も徒歩で登園してみたり、一緒に散歩に出かけてみたりと、入学までに歩く機会を増やしたいと思っています(あわよくば私のダイエットにもなるのではないかと期待をしつつ……)。
5.急な坂があるけど、転ばないで帰ってこれる?
通学路には、保護者の方々から「必ず1回は転ぶ」と言われている急な坂道があります。
行きは急な上り坂ですが、帰りは急な下り坂。重たいランドセルを背負っているからか、バランスが取りづらく、勢いよく転んでしまう子どもが多いようです。
息子も小1のときに坂道で転んで、おでこを擦りむいて帰ってきたことがあります。娘もきっと転ぶのでしょう。ランドセルに絆創膏を入れておこうと思います。
6.重いランドセルを背負える?
がっしり体型の息子も「めちゃ重い~」と背負っているランドセルを、小柄な娘が背負って歩けるのだろうかと、不安で仕方がありません。
しかし、娘にとって憧れのランドセル。重たくて背負いたくない……なんてことがないよう、ランドセル用肩パッドを購入したり、重いものは背中側へ入れる工夫をしたりなど、少しでも負担を軽減できる方法を模索中です。
7.授業中、じっと座っていられる?
小学校の授業時間は45分あります。家では10分も集中できない娘が、45分間も椅子に座り、授業を聞けるのか不安です。
少しでも集中力を身につけてほしいという思いから、1日1回、家族で神経衰弱をすることにしました。集中力が身についたという実感はまだありませんが、遊びとして楽しめているので、これからも続けたいと思います!
娘の集中力のなさよりも、自分の脳の衰えに驚いてしまう神経衰弱。
8.授業についていける?
学習習慣のない娘が、授業についていけるのか心配です。
勉強することに苦手意識を持たないよう、通信教育講座や100円ショップで購入できる知育ワークなどを使いながら、少しずつ先取り学習をはじめました。
9.校舎内で迷子にならない?
旧校舎と新校舎、中庭、わたり廊下……。学校の構造が複雑だなと感じるのは、私だけでしょうか。娘が校舎内で迷子にならないか心配です。
私の方向音痴が遺伝していないことを願いながら、娘には「教室がわからなくなったら、先生に聞けばいいんだよ!」と伝えています。
10.時間内に給食を食べ終われる?
写真:AdobeStock(写真はイメージです)
息子によると、給食の時間としては45分あるそうですが、実際に食べる時間は20分程度しかないとのこと。食事もマイペースな娘が、時間内に食べ終えられるか心配です。
現在、自宅では時間を可視化できる『時っ感タイマー』を使いながら、早く食べられるようにチャレンジしてます。
とはいえ、大切なのは早く食べることではなく、食事を楽しむことです。息子から「給食は食べられる量に減らせるんだよ!」と教えてもらい、ひと安心。娘のペースで、給食の時間を楽しんでほしいです。
11.みんなの前で発表できる?
普段は元気いっぱいな娘ですが、大人数に注目されるのが苦手です。小学校では、手を挙げて発言したり、みんなの前で発表したりと、注目される機会も増えるので、ちゃんとできるかなと心配です。
「できる」という経験を積んで、少しずつ克服してくれるといいなと願っています。
12.毎日宿題が出るけどできる?
娘にとって、毎日宿題をこなすことも大変だろうなと感じています。
もちろんサポートはするつもりですが、宿題をやるのは娘本人。自然と宿題に取り組む習慣がつくようにと、幼稚園から帰宅後、10分程度のワークタイムを設けることにしました。
鉛筆の持ち方や書き順など、口を出したくなりますが、いまは楽しむことを優先しています。
13.6時間目があるけど疲れない?
学校によって授業時間数は異なりますが、娘が通う予定の小学校は、1年生から週に1度、6時間授業の日があります。下校時刻は16時前後と遅く、娘の体力が持つか心配です。
体力をつけるためにも、よく食べ、よく遊び、よく寝ることを大切にした生活を送りたいと思います。
14.新しいお友達ができるかな?
幼稚園に比べ、小学校は1クラスあたりの生徒数が多くなります。同じ幼稚園のお友達も少ないため、ほとんど知らない子という状況です。そんな中で、娘に新しいお友達ができるかなと心配です。
とはいえ、お友達づくりについては、親の私が介入する部分ではないと考えています。
友達ができなきゃダメ! というような、大人の先入観を与えることがないよう、そっと見守りたいと思います。
15.お友達とトラブルがあったらどうする?
成長とともに友達関係は複雑になるため、トラブルが起きることもあるかと思います。泣いて帰ってきたり、モヤモヤを抱えていたりすることがあるかと思うと、胸がギュッとなります。
私にできることといえば、娘の様子を気にかけることと、なんでも話せる環境をつくることでしょうか……。「今日はどんな一日だった?」「給食はおいしかった?」など、その日あった出来事を気軽に話せるようなコミュニケーションを心がけたいです。
ママも心の準備
娘の入学に対する心配ごとは、こんなにもたくさんあるのですが、当の本人は「大丈夫大丈夫~!」と、心配ごとはゼロのようです。
心配ごとを書き出しながら、娘ではなく、私の心の準備ができていないことに気づきました。娘のように「大丈夫大丈夫~!」と自分に言い聞かせつつ、いまできるサポートをしながら、小学校入学を楽しく迎えたいと思います。
果たして私が心配しすぎだったのかどうか、娘の入学後の様子もご紹介したいと思います。
※クレジット表記のない写真はすべて撮影:垣内千夏