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「清水エスパルスは想像以上に愛されていた。他のJ1クラブよりすごい」MF矢島慎也が清水に移籍してきて感じたこと

アットエス

SBSラジオの静岡サッカー熱血応援番組「ヒデとキトーのFooTALK!」の清水エスパルスJ1昇格&J2優勝記念のスペシャルコーナーに、清水エスパルスの矢島慎也選手をお招きしました。聞き手はパーソナリティのペナルティ・ヒデさんと鬼頭里枝さん(2024年11月19日放送)

ヒデ:エスパルスJ1昇格&J2優勝、おめでとう!意外に初めましてなんですよ。まずこの番組ってご存知でした?

矢島:…知ってはいました。

ヒデ:嘘つけないタイプ?(笑)

矢島:本当です、本当です。

ヒデ:今まさにオフ期間ですから、いろんなところに行かれて大変じゃないですか?

矢島:いや、まだ全然行ってないんです。

ヒデ:嘘くさいんだよな~(笑)

矢島:本当です、本当です(笑)

「自分にご褒美を与え続けています」

ヒデ:まずはシーズンが終わり、どんなお気持ちですか?

矢島:昇格したときはほっとしました。勝って当たり前とか、昇格して当たり前みたいなチームでも、ちゃんと昇格するのは難しいことなので、そのときはほっとしました。優勝したときは普通に嬉しかったです。

ヒデ:自分にご褒美飯は与えました?

矢島:基本的に自分にご褒美を与え続けてます(笑)

ヒデ:ご褒美って?

矢島:僕は甘党なんで、デザート系ですね。ミルクレープ、ティラミス、ミルフィーユとか。

鬼頭:エスパルスは北爪健吾選手がスイーツ部部長ですね。

矢島:健吾くんとこのチームで初めて話したこと、スイーツです。

山口から移籍したきた理由

鬼頭:矢島選手は、レノファ山口から完全移籍で1月にいらっしゃいました。「絶対J1に昇格しなきゃ」って言って集められた選手の1人です。

ヒデ:監督もめちゃくちゃ喜んでたんすよ。矢島選手の活躍は、監督の目は間違っていなかったということでもあります。監督にはどういうことを言われてたんですか?

矢島:「大事なところでやってくれるのは慎也だから」って言われてこのチームに呼んでもらったので、自分の理想としても、ボコボコ点取るのもいいんですけど、チームが大変なときや大事なときにしっかり点を取って、結果を残せる選手になりたいなとずっと思ってきました。今年、少なからず結果を出せたことは良かったかなと思ってます。

エスパルスの入団前の印象は?

ヒデ:入団前、清水エスパルスにはどういう印象がありましたか?

矢島:清水エスパルスは応援の多彩さや独特のリズム、IAIスタジアム日本平の芝や雰囲気はピカイチだなっていう印象がありました。

ヒデ:レノファ山口時代は「やりづらいチーム、サポーターが来たぞ」っていう印象はあったんですか?

矢島:そうですね。でも、芝がいいので、相手としたら結構嬉しい面もあるかもしれないです。

ヒデ:サッカー選手にとって、ピッチの良さはテンションに繋がりますもんね。自分のプレーも出しやすくなるし。

矢島:よく監督とかに「このピッチじゃミスできない」と言われます。

ヒデ:ごまかしがきかないということですね。

初めて聞いたサンバに感動

ヒデ:清水サポーター、どうでしたか?

矢島:テンション上がりましたね。最初独特のサンバを聞いた時は忘れられないですね。

ヒデ:いつ?

矢島:今年のホーム開幕戦、愛媛戦(第2節、2024年3月2日)でベンチに入らせてもらって、アップが始まる時に聞いたリズムが忘れられないですね。

ヒデ:私も31年前に吉本新喜劇に出て「パラララッパラ」って聞いた時、テンション上がったもん。愛媛戦のときとは大違いでしょうけどね…。

矢島:いや、全く同じ感覚だと思います。

ヒデ:優しい…。俺にも甘くていいパスをくれる…。

30歳ぐらいでの引退を考えていた

ヒデ:今シーズン、Jリーグ通算で300試合出場を達成しました。

鬼頭:見事に最終節で決めてくれました。300はすごい数字だと思います。

矢島:自分では意外と少ないのかなと思っています。もっと上を見てきてしまってるんで、やっとかって感じでしたね。

ヒデ:現在30歳。300はまだまだ通過点だと?

矢島:はい。

ヒデ:ここまで来れると最初から思ってましたか?

矢島:実は30歳ぐらいになったらもう辞めたいなっていう感覚がありました。

ヒデ:なぜ?

矢島:指導する側にも興味があるからです。今若い監督が多いじゃないですか。指導側でアドバンテージも欲しいなと思ってたので、なるべく早くに現役を退いて指導側にという形もちょっと考えてました。

ヒデ:それでもやっぱり続けてるっていうのは、サッカーが好きだからですか?

矢島:はい、それしかできないんだと思います。

アウェーで勝てなかった時期

ヒデ:今年一番印象に残ってる試合は?

矢島:アウェーでなかなか勝てなかった時期は印象に残っています。

ヒデ:あの時の「なぜ勝てない?」って問いに結論は出たんですか。

矢島:多分、個人個人に考えてることがあるので、正解はないと思いますけど、個人的には「アウェーで勝てない」っていうのを自分たちで印象付けすぎたなと思います。

ヒデ:自分たちで勝手に「鬼門」って言葉使っちゃったりとか、イメージしちゃったりとか。やってるサッカーは変わらないわけですからね。

古巣相手に決めた、華麗なループシュート

鬼頭:矢島さんがボールを持つと「何してくれる?」っていうワクワクがあります。これ良かったなっていうシーンは?

矢島:一番良かったのは、レノファ山口戦で決めたループシュートですね。動き出しとそこに合わせてくれた中村亮太朗のボールが絶妙でした。動き出しでなかなか自分が評価されることってなくて。

ヒデ:キーパーの位置を見て、ループをイメージできてた?

矢島:はい。あれはもう多分自分の良さって伝わってると思います。

サッカー少年へのアドバイス

ヒデ:リスナーから。「小学校3年生の8歳です。僕は矢島選手のゴールシーンやアシストシーンを何回も何回も見返してイメージトレーニングをして、試合でできるように練習しています。矢島選手は自分のプレーを見返すことはありますか?他の選手のプレーを参考にすることありますか?」

矢島:他の選手も見ますし、自分のシーンも見ます。悪かった時ほど見ます。

ヒデ:なるほどね。何で悪くなったんだろうっていうことを、その場で改善していくことが大事だと。

矢島:自分の好きな選手を見てモチベーション上げたりするのがいいと思います。海外のサッカーをよく見ています。

ヒデ:この子がいつかエスパルスを背負ってくれる選手になるかもしれないんで、何かメッセージを。

矢島:僕は3年生の頃も、家でずっとボールを触ってたんで、家でもボールを触ってください。

いよいよYouTube配信に挑戦

鬼頭:リスナーから。「いよいよYouTube配信に初チャレンジするということで、ぜひエスパルスの選手とマリカー対決してほしいと思ってます。エスパルスの選手で矢島選手以外のゲーオタ(ゲームオタク)はいらっしゃいますか?」

矢島:めっちゃくちゃいますよ。原輝綺、北川航也、住吉ジェラニレショーン、そこら辺は結構やってるイメージあります。僕がやってるゲームの種類とは違いますが、ゲームする人は結構いますね。

鬼頭:いつゲームをやるんですか?

矢島:練習終わった後です。

ヒデ:甘いもん食べながら?

矢島:はい。

ヒデ:YouTubeはどういうイメージをしていますか?

矢島:動画投稿じゃなくて、ライブ配信を主にやっていこうかなって思っています。自分は動画に出ないんです。ゲーム画面を表示して、チャット欄とかで会話しながらできたらと思っています。

ヒデ:サポーターの皆さんは嬉しいよね。ちなみに何のゲームですか?

矢島:「原神(げんしん)」っていう中国のゲームです。

ヒデ:リスナーから。「昇格を決めた栃木戦が終わった後、ピッチ外にいるスタッフさんたちに挨拶して回る矢島選手の姿が印象的でした。ワンファミリーを感じた瞬間でした」。覚えていらっしゃいますか?

矢島:そういうところを見てくれていて嬉しいなと思います。本当に遠いアウェーまでトラックとかでいつも荷物を運んで来てくださる方だったり、バスの運転手だったり、ピッチ外にいる人への感謝を忘れたくなかったんで、真っ先に行きました。

ヒデ:そういう気持ちが大事よね。子どもたちはそういうのをちゃんと見てるから。

リーグ屈指のK-POP通

鬼頭:「矢島さんといえば、やっぱりJリーガーNo.1のK-POP通として名をはせています。いつからK-POPを聞いていますか。きっかけを教えてください」

矢島:入りは「少女時代」です。

鬼頭:どこが好きなの?K-POPアイドルの良さは⁉️

矢島:歌唱力もありますし。

ヒデ:ライブ見に行ったりするの?

矢島:日程的に行けないんですよね。

矢島:ポップアップストアとかがあるときは行ったりしてます。この前、CDを何枚か買うとチェキがもらえるイベントがあったんで、CD15枚ぐらい買い漁ってやろうかなって思ったんですけど、売り切れてました。

鬼頭:イチ推しはありますか?

矢島:イチ推しとかあんまりなくて、雑食です。今はNMIXX(エンミックス)っていうグループを布教していて、最近アップ中にスタジアムでかかるようになりました。

ヒデ:僕もライブで、「髪(け)ーポップ」っていうグループを組みましたよ。毛深いやつばっかり集めて、うちの相方がリーダーで、俺がその謎のプロデューサーみたいな感じで。誰が興味あんだ。

「想像以上に愛されていた」

ヒデ:リスナーから。「清水エスパルスに入団して対戦した時から、印象が変わったことありますか?」。

矢島:ピッチ外のことですけど、想像以上に愛されてるなっていうのを感じました。

ヒデ:やっぱりみんな言う。サポーターの皆さんでしょ?街の皆さんでしょ?例えばどういったところで⁉️

矢島:街の雰囲気とか見てもそうですし、認知度というか。

ヒデ:そうよね。俺のこと知ってんの?みたいな。

矢島:びっくりしました。

ヒデ:タクシー運転手さんとかめっちゃ詳しいからね。これまでのチームと比べても多い?

矢島:J1にいたときとかに比べても、一番すごいです。

ヒデ:やっぱり静岡だね~。僕も秋葉監督も千葉出身ですけど、静岡に来てそれを感じたって話をしたことあります。

鬼頭:浦和出身だから、浦和レッズのお膝元ではもちろんありますけども、静岡の熱はすごいですか?

矢島:身近に常にあるっていう感じですね。

マッチアップが楽しみな選手は?

ヒデ:マッチアップが楽しみな選手は?

矢島:清水エスパルスにゆかりある三浦弦太(ガンバ大阪、2013~2016年清水エスパルスに在籍)とかにしときましょうかね。

ヒデ:最後に、エスパルスサポーターの皆さんにメッセージを。

矢島:昇格・優勝できたのは、間違いなくサポーターの方々のおかげだと思うので、感謝しています。今年矢島よかったなって思ったら、YouTubeのチャンネル登録、あとTwitter(X)のフォローをお願いします。

ヒデ:フォローしてみて良かった、ラジオ楽しかったなと思ったら、ヒデのフォローもお願いします。

鬼頭:ついでに乗っかるんだ。

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