【ネタバレ】「デアデビル:ボーン・アゲイン」第5話のアイテム、「まさか」の可能性を一応考察
にてまとめたように、マーベル・ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」第5話「マスクの力」は、このエピソードだけ観ても楽しめるクライムアクションだ。独立したエピソードとなっており、シリーズの前後を知らずとも面白さを享受できる。
ところで、エピソード内に登場したとある重大アイテムについて、「もしかして、アレ?」と感じた方もいらっしゃるのでは?この記事では、劇中の「アレ」について、何のタメにもならない考察をしてみよう。このエピソードを鑑賞済みで、しばし無駄な内容にお付き合いいただける方だけ、次のページにお進みいただきたい。
この記事には、「デアデビル:ボーン・アゲイン」第5話「マスクの力」のネタバレが含まれています。
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あれって、もしかして?
いや、そんなワケねぇかぁ-->
この記事には、「デアデビル:ボーン・アゲイン」第5話「マスクの力」のネタバレが含まれています。
(c) 2025 Marvelん?ソウルストーン?
「デアデビル:ボーン・アゲイン」第5話「マスクの力」では、デアデビル/マット・マードックが融資の相談に訪れたニューヨーク相互銀行に、ギャング・グループのルカの部下であるデヴリンが強盗に押し入る。マット・マードックは、融資相談の担当となったユスフ・カーン(ミズ・マーベル/カマラ・カーンの父親)と協力して、この危機に挑んでいく。
(c) 2025 Marvel
銃を携えた5人の強盗団の人質となったマットたちだが、どうやらこの銀行に現金はあまりなく、主となるのは貴重品を預ける貸金庫だけ。強盗の狙いはカネではなく、貸金庫内に預けられたモノであるようだ。
支店長補佐のユスフが金庫を開ける役として連行されると、マットはトイレに行かせてほしいと頼みながら強盗の1人を倒し、ユスフを救出。青いマスク男のジャケットから回収した鍵で金庫の一つを開けると、中にあったのはオレンジ色に光る大粒の宝石だった。
ユスフはこれを「ダイヤモンド」と言ったが、きっとMCUファンの多くは「もしやインフィニティ・ストーン?」と驚いたのでは。オレンジ色のインフィニティ・ストーンといえばソウルストーン。魂や命を司るもので、『アベンジャーズ/エンドゲーム』では惑星ヴォーミアに隠されており、これを手に入れるためにブラック・ウィドウが投身犠牲を捧げたものだ。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』で配信中 © 2025 Marvelあれがインフィニティ・ストーンかもしれない理由
アース616のストーンは一度サノスによって全て破壊されたのち、アベンジャーズが過去の各時代から盗み出して再使用し、スティーブ・ロジャースがまた元に戻した。そのため、本作時点で残存するものはないはずだ。にも関わらず、そのうちの一つがニューヨークの銀行に個人によって保管されていることなど、ありえない。
一方「ロキ」では、分岐時間軸から回収されたであろうインフィニティ・ストーンが大量に保管されており、TVA職員の1人に文鎮として文具活用されていた。アベンジャーズやサノスが血眼になって集めたインフィニティ・ストーンだが、もしかしたら世界にはまだ我々の知らない神秘によって、別のストーンが隠されているのかもしれない。
それに、強盗団のマスクが赤、黄色、緑、紫、青と、全てインフィニティ・ストーンと同じ色に揃えられていたのも意味深。ここにオレンジ色が加われば、全6種のストーン色がコンプリートするという仕掛けとも読み取れる。
MCUでのソウルストーンは、ホークアイとブラック・ウィドウによる悲劇的な入手場面こそ描かれたものの、単体で使用するとどうなるのかはハッキリと説明されていない。もしも、死や魂を自在に操れる能力があるのだとしたら?マット・マードックはこの石を使って、殺されたフォギー・ネルソンを復活させたいと願うだろう。
© MARVEL 2024.
フォギー役のエルデン・ヘンソンは「ボーン・アゲイン」シーズン2を含む今後いずれかに再登場することがが、これがフラッシュバックではなく、ソウルストーンによって蘇生するという意味だったら……?
地に足ついた作風の「ボーン・アゲイン」で死者復活をやるなんて、あまりにも荒唐無稽に感じるかもしれない。しかし「デアデビル」は過去のシリーズで、エレクトラ・ナチオスの復活をすでに描いていることを考慮してほしい。
あれがインフィニティ・ストーンではない理由
一方、やっぱり現実的に考えてこんな超重要アイテムが個人の金庫からしれっと見つかるわけがない。あれは本当にオレンジ色のダイヤモンドであり、たまたまソウルストーンに似ていただけだ。
では、なぜわざわざオレンジ色のダイヤモンドなどという紛らわしい描写にしたのか?実はカラーダイヤモンドの中でもオレンジは希少性が高く、だからユスフは「見事なダイヤモンド」と唸ったし、現金価値が高いものとしてルカが狙ったのだろう。また、ソウルストーンは楕円型だが、今回の宝石は四角型という違いもある。標的がダイヤモンドというのも、ケイパー映画の定番だ。
Photo by Fancy Diamonds
それに、生命の摂理を覆す超危険な力を持つソウルストーン(ウォン曰く最も危険なストーン)を、一般のおじさんであるユスフが素手で触って大丈夫なはずがない。劇中では宝石を手に取る場面で“キラリーン”と音が聞こえるエフェクトが加えられていたが、そんなことやっている場合ではないシロモノである。
なお、強盗団は人質に紛れた協力者に宝石を渡していたが、彼女がつかまされたのは偽物であるキャンディー。本物はマットが保持しており、ユスフのデスクのキャンディーボウルに隠されていた。これにて一件落着となり、宝石はユスフによって元の金庫に戻されたことだろう。
というわけで、与太話に付き合ってくれてありがとう。「デアデビル:ボーン・アゲイン」はディズニープラスで独占配信中。