我が家に来て6年の猫。6年目なりの適切な距離感【猫エッセイ】交通事故にあった猫を拾いました
こんにちは。3匹の猫と1頭の犬と暮らし、二児の母でもあるtamtamです。
ある日、交通事故にあった猫(凶暴)を迎え、一緒に暮らすことになりました。
一時期は安楽死とまで言われた猫様でしたが、気合と根性で見事に復活。
しかし後遺症が残り、野良猫として生きていくことができなくなった、たまちゃん。
そんな猫様をサポートをしていきたい人間と、人の手なんか借りたくない猫様のお話です。
たまちゃんが我が家に来て6年目に入りました!
交通事故に遭い、ごみ収集の職員さんに回収されそうなところを保護されたたまちゃん。怪我のケアをしないといけなかったのに、警戒心が強く、私の手を幾度となく振りはらい、牙を向けてきていたあの日から、もう6年も経ちました。
私が熱心にケアを続けていたら、いつか心を開いてくれるはず……と、懐いてくれると信じていたおかーさん。
そんな過去の私に伝えたい...
6年経った今も…懐かないからね!?!?
たまちゃんの意志は強かった!!
6年経っても懐かない野良猫、たまちゃん
今でもやたらに触れられることを嫌い、人とは必ず一定の距離を保つたまちゃん。
ご飯だったり、息子の宿題のお邪魔猫だったり、たまちゃんから寄ってくるのはOKらしいのですが、人間側(主におかーさん)が触れ合いたい下心で近寄るのはNG。
なので、帰宅時にお出迎えしてくれたり、膝に乗ってくれたり、コツンと頭をくっつけて甘えてくれる...なんて日常はきっとこれからも来ないでしょう。(笑)
でも、それでいいんだと思います。
いや、むしろそれがいい!!!
人懐っこいたまちゃんなんて、健康なたまちゃんではない!!
たまちゃんはたまちゃんらしいのが一番いい
触られるのが嫌いなたまちゃんは、こだわりが強い系男子です。
たまちゃんは自分の特等席を常に持っていて、たまちゃんのいる場所のことを、私たち家族も『たまちゃんの場所」と呼んでいます。
朝の場所、昼の場所、夜の場所はそれぞれ異なり、たまちゃんは誰に誘導されたわけでもなく、自分でその場所をキープするようになりました。
野良猫のように、広い空の下を走ることはできなくても、たまちゃんが自分で自分のお気に入りの場所を見つけ、好きな時に好きなだけくつろげる。
たまちゃんが見つけだ”たまちゃんの生き方“をこれからもずっと見守っていこうと、おかーさんは思うのです。
本日のたまちゃんの一言
俺様はいつも自由やで
tamtam プロフィール
動物病院で動物看護士として勤務後、現在は個人で犬猫を預かり里親を探す「一時預かりボランティア」を続けている。犬猫の保護や介護について、大変な現実だけでなく、楽しさ・幸せをSNSで発信し大きな話題に。
2022年「たまさんちのホゴイヌ」(世界文化社)、2023年「たまさんちのホゴネコ」(世界文化社)を出版。著者印税を動物福祉活動に充てている。
instagram:@tamtam__111