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『スパイダーマン』トム・ホランドが製作会社を設立、ソニーと新作映画3本を準備中 ─ 第1弾は『スパイダーバース』脚本家とタッグ

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『スパイダーマン』シリーズのトム・ホランドが、自身の製作会社・ビリー17(Billy17)を設立し、ソニー・ピクチャーズとの契約を締結したことがわかった。米などが報じている。

ビリー17とソニーによる第1弾作品は、『バーント(原題:Burnt)』と題されたオリジナル企画。ビリー17のメンバーであるトムと弟のハリー・ホランド、ウィル・サウスの3名が共同開発しており、脚本を『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)を手がけたロドニー・ロスマンが執筆する。現時点でプロットは不明だが、トムが主演を務める計画だ。

またソニー傘下のTriStar Picturesでは、オーストラリアの作家グレーム・シムションによる同名ベストセラー小説を映画化する『ロージー・プロジェクト(原題)』を準備中。女性との関係をうまく築けない遺伝学教授がパートナーを見つけようと悪戦苦闘するコメディで、プロデューサーには『ヴェノム』シリーズのマット・トルマック、『ヒットマン』(2024)のマイケル・コスティガンも名を連ねている。

そのほか、『スパイダーマン』シリーズのプロデューサーであるエイミー・パスカルとは、作家テディ・ウェインの同名小説を映画化するスリラー『ザ・ウィナー(原題)』も準備されており、こちらもトムの主演作品となる予定。自宅から遠く離れた豪邸区画で、テニスのレッスンをするかわりにゲスト用のコテージに無料で滞在できることになった男が、年上女性と少女との三角関係に陥り、やがて大きな失敗を犯してしまう。

『スパイダーマン』シリーズと『アンチャーテッド』(2022)を成功に導いてきたトムとソニーにとって、今回の契約は共同作業のひとつの到達点と言える。トムは発表にあたり、「ソニー・ピクチャーズとは10年近くにわたり、とても幸福でいい関係を築いており、製作会社を立ち上げるうえでは最高のパートナーだと考えました。この一歩を踏み出すことが、私にとっては長らくの願いでした。面白く、何度でも観たくなる映画を大スクリーンに送り出せることに心から興奮しています」との声明を公開した。

ソニー・ピクチャーズの映画部門を統括するトム・ロスマンCEOは、ビリー17には「見事なアイデアがあり、実行に移す熱意がある」と評価。「すでに大成功を収めているトムとの関係や、ともに作りあげてきた現在のフランチャイズを拡大することで、トムの非凡な演技力だけでなく、3人のプロデュース能力を生かした新たな時代へと発展させられることを幸運に思います」とコメントした。

トムとハリー、ウィルの3人は短編映画『ラスト・コール(原題)』(2022)で共同作業に取り組んでおり、同作ではハリーが監督・脚本、ウィルが共同脚本を務め、トムが出演した。なお、ウィルは過去に『ARGYLLE/アーガイル』(2024)や『テトリス』(2023)などにもスタッフとして携わっている。

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