【2025年の手帳選び】フォロワー18万人超！手帳・文具好きが激推しの老舗「和気文具」徹底レポ
手帳好き、文具好きの間では一年間を通して手帳を使い続けることを「手帳を育てる」と言います。 新品の手帳に日々の予定や心の内を書き留め、旅の思い出やコンサートのチケットを貼ったり、時には好みのシールやマステでデコを施して「私の1冊」に育て上げていくのです。 今回は、そんな手帳マニア、文具ファンから絶大な人気を誇り、Instagramのフォロワー18万人超え！の和気文具さんを訪問。おしゃれ文具が自由に試せる併設カフェとオリジナル手帳「JSダイアリー」の実力をご紹介！
下町の商店街にある文具店
和気（わき）文具は文具好きの間では超が付く有名店。日本全国はもちろんのこと、世界中からわざわざ「ここを目的に」大阪を訪れるファンもいる。大阪の中心地であるJR大阪駅（私鉄・地下鉄の梅田駅）付近や心斎橋、難波周辺に店舗を構えていると思いきや、実はこんな下町の商店街にある「もうすぐ100年を迎える」街の老舗文具店というのがその正体だった。
文具や手帳が試せる！カフェスペース
店内には選び抜かれた文具が並び、8席のカフェスペースも。こちらにはワンドリンクのオーダーで、自由にサンプルを試すことのできるコーナーが併設され、実は私も時々ここに出没している。13:30のオープンから17:30の閉店までさまざまなペンやスタンプ、マステにデコラッシュを使うことができる、まさに文具パラダイス。
しかもあらゆるペンやマーカー、スタンプの試し書き、試し押し用に準備されているのはメモ用紙ではなく、人気の手帳シリーズたち。もちろん持参の手帳やノートにも試すことができるので、スタンプやマーカーが自分の手帳に裏抜け（裏のページに色や文字が写ってしまうこと）しないかを購入前に確認できる。
どれも自由に使わせていただけるというお心遣いがうれしく、いつも少し控えめにして、感謝の気持ちをお伝えしているつもりでいた。とにかくいつ訪れても店内もこのお試しスペースもキリッと整頓されていて、とても見やすく試しやすく買いやすくて幸せ。
和気文具名物「手帳サンプル」
そして和気文具といえば！ の手帳サンプルも店内には多数展示されている。上級者編だな、と思われる文字やイラストがびっちりなタイプもあれば「これならば」と思えるような、今日からできるヒントもあり、手に取って眺めてはそこに使われているシールやスタンプが欲しくなり……のスパイラルに陥ってしまう。
おしゃれ空間でありながら、商店街にある気軽さもあり、来店時にもおばあちゃんがお買い物に訪れるシーンに出くわした。丁寧に応対する店長さんは、商品を販売することだけでなく、お客さんの暮らしに寄り添うような距離感であたたかく迎えていた。
和気文具オリジナル「JSダイアリー」
もちろん、和気文具には人気のジブン手帳やフランス生まれのおしゃれなクオバディス、自由度の高いトラベラーズノートなどの定番手帳もずらりと並んでいるけれど、一番の人気はオリジナルのJSダイアリー。オーソドックスなカバーは手に馴染みやすく見た目よりも柔らかな素材だ。傷がつきにくく汚れを拭きとりやすそうなのが心強い。明るいピンク系やミント系、ブルー、ネイビーにキャメルの5色が揃い、サイズはA5とB6変形の2種があり、レイアウトはA５では4種、B６変形では３種が選べる。
見開き1か月のマンスリーや左に1週間で右にはメモといったスタンダードなレイアウトだけではなく、週間バーチカルメモや週間ウィークリーメモのような個性的なスタイルも揃うので、初心者から上級者までのさまざまなニーズに応えられるラインナップが自慢。
学生やバリキャリや主婦、ワーママなど、ライフスタイルの違いによって手帳のレイアウトはその都度持ち変えるのがベストだと私は思うのだが、その全てを網羅するレイアウトがJSダイアリーには揃っているのが秀逸だ。
人気の秘密
そんなJSダイアリーの人気の秘密はというと、まずはパタンとどのページでもクリップや重しがなくてもきちんと開いた状態を保てること。各ページを糸でかがって整える製法を用いているためだ。100円ショップの手帳ではこうはいかない。
少し硬派でトラディショナルなフォントも人気。そして、忘れてはならないのが罫線や方眼の色と太さが主張しすぎないところ。手書きの文字が引き立つのは、この工夫に秘密がありそうだ。もちろん紙も上質だが、上質紙によくあるツルツルし過ぎるタイプではないため、どんなペンを使っても書きやすい。マーカーや万年筆の乾きやすさや裏抜けの少なさも魅力。流石のクオリティと抜群の安定感は老舗文具店のオリジナルならでは。
気になる人はぜひ、和気文具カフェスペースのサンプルでトライ！ きっと海外をはじめ遠方からここを目指して大阪へ来る人が多いことに納得できるはず。
和気文具
〒553-0006
大阪府大阪市福島区吉野2-10-24 (野田新橋筋商店街)
電話06-6448-0161 / FAX06-6448-0162
メール shop@wakibungu.com
最寄り駅は4線5駅！
・JR 大阪環状線 野田駅
・JR 東西線 海老江駅
・阪神電車 野田駅
・地下鉄 千日前線 野田阪神駅 / 玉川駅
いずれの駅からも徒歩約5分。
営業日時：基本、日月火曜日が定休日
いずれの営業日も、営業時間は13:30～17:30
和気文具webショップ https://www.wakibungu.com/
和気文具Instagram https://www.instagram.com/wakibungu/
みやむらけいこ／ライター