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【沼る VS 微妙】日本で話題急上昇中の韓国ドラマ「スジと出逢ったウリ」のトリセツ

Danmee

©Danmee

『スジと出逢ったウリ~医師たちの恋愛事情!?~』(KBS/2024/以下、スジと出逢ったウリ)の検索数が、Googleで急上昇しています。

2024年のドラマで最新作でも日本初放送でもないのですが、韓国ドラマには時折このようなことが。つい最近も、2020年のドラマ『ミッシング ~彼らがいた~』(OCN/2020)が、海外で熱い視線を浴びました。Netflix(ネットフリックス)のラインナップに加わったのをきっかけに、面白いと注目されたんです。

調べたところ、『スジと出逢ったウリ』は、BS10で4月5日から放送がスタートする予定。もしかすると、これが影響しているのかもしれませんね。

では、多くのドラマファンが気になっている本作は「沼るほど魅力のある作品」なのでしょうか。それとも「正直微妙な作品」なのでしょうか。どのような作品なのか分かるように、『スジと出逢ったウリ』のトリセツを作ってみました。

(図)Danmee 日本の韓国ドラマファンが厳選!爽やか韓流代表 パク・ボゴム出演ドラマトップ3

あらすじ

物語は、落ちぶれたスター女医と無謀な性格の新米男性医師が繰り広げるロマンス。そこに、ホームドラマ要素やヒーリング、医学など様々なジャンルがミックスされたストーリーです。

性格や考え方の違いにより反発し合っていた男女が、徐々に相手のことを気にし始める韓ドラロマンス王道の展開に、母と生き別れて家族愛に飢えたヒロインが、本当の愛を手に入れる過程、その間に発覚する問題など、主人公2人を巡る色々が描かれ、韓国で最高視聴率15.9%を獲得しました。

女医役はT-ARA(ティアラ)のウンジョンが。新米医師役は『天国の階段』(SBS/2003)でクォン・サンウの子ども時代を演じた子役出身俳優ペク・ソンヒョンが演じており、韓流創成期から韓国カルチャーに慣れ親しんできた人にとっては、馴染みのある2人が主演した作品です。

好評の理由

日本の昼ドラのような世界観を持っており、韓国の主婦層から人気を得ている毎日放送されるタイプのドラマ。全128話は決して短いとは言えないものの、放送を楽しみにしていた人も多いようで、映画やドラマのレビューサイトFilmarks(フィルマークス)では、星5個中3.7個獲得しており、比較的良い評価。

128話には賛否両論ありますが、性格の悪いヒロインの義妹の行く末が気になって最後まで視聴したという日本の韓ドラファンもいました。視聴者をイライラさせる意地悪な悪役は、物語を大いに盛り上げてくれる存在。本作でも憎たらしいキャラクターが活躍していますよ。

一方本国では、出演者の演技に満足した人が多かった様子。辛口な意見が登場することも多い韓国のドラマファンも納得の好演だったようで、事実『2024KBS演技大賞』では、主演の2人がそれぞれ優秀賞とベストカップル賞に輝いています。

また、キャラクター同士の相関関係がシンプルで分かりやすかったとの声も。この手のタイプの作品は登場人物が多く、互いに複雑に絡み合い、途中からなにがなにか分からなくなる視聴者も多いのですが、その心配がないのはうれしいポイントの1つですよね。

その他、ストーリー展開の早さも観る者を虜にしたようです。

不評の理由

ただし、それは中盤頃まで!途中からスピードが低下したことに不満をもらす視聴者が。それまでテンポよく進んでいただけに目についてしまったのか、残念な反応が残っています。

若干無理やり話を伸ばしたとでも言いましょうか、後半部分でサブ主人公のキャラクターが、それまでの方向性とは違うものになったという印象を受けた人がいたよう。

韓ドラあるあるといえばそこまでですが、作品を楽しんで観ていた人にとっては、もっと別の持っていき方があったはずなのではないかとの主張もありました。

また義妹の悪役ぶりは一部の間では好評だったものの、行き過ぎると感じた人もいたようで、作品にのめりこみすぎるあまり、悪行の数々に疲れや怒りを露わにする視聴者も登場。視聴者によって受け取り方が異なった部分だったようです。

加えて日本では、長すぎるのが理由で途中離脱したというドラマファンが。128話もあれば、各設定や背景を丁寧に描くことができ、共感を呼びやすい反面、やはり疲れてしまう人もいるようですね。

メリットがあればデメリットがあるもの。自分の好みに合ったスタイルの作品であれば、ご覧になってはいかがでしょうか。どっぷりハマってしまうと、日常の楽しみの1つになりそうですね。

(ライター/西谷瀬里)

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