清水エスパルス、ユース出身のMF宮本航汰が静岡ダービーの重要性を説く!「チームの雰囲気をがらっと変える結果を求めたい」
清水エスパルスはルヴァン・カップ1次ラウンド2回戦でジュビロ磐田との静岡ダービーに臨みます。清水のジュニアユース、ユース出身のMF宮本航汰選手は「ダービーに勝てば勢いづいて、リーグ戦にもいい流れを持っていける。チームの雰囲気をがらっと変える結果を求めたい」と勝利の重要性を語りました。今季リーグ戦では出番が限られ、チームは連敗中で「チームとしても個人としてももどかしい時期。でもやることは変わらず、がむしゃらにチームが勝つためにできることを100パーセントやる」と意気込みます。
一問一答
―チームが苦しんでいる中で静岡ダービーを迎える。
「ダービーに勝つことによって勢いを付けて、リーグ戦にもいい流れを持っていける。勝ちきって次のステージに向けても、次のリーグ戦のホーム・川崎フロンターレ戦に向けてもチームの雰囲気をがらっと変えられるような結果を求めたい」
―ユース出身者の中でも年長者になる。
「そこまで気にはしていないが、自分が引っ張っていかなければいけない部分はある。ダービーの重要性は監督、選手含めてみんな分かっているので、モチベーションを上げて同じ熱量で戦いたい」
―トーナメントを戦う面での意識は。
「リーグ戦もそうだが、先制点をとってしっかり勝ちきる試合が多く、勝ち点を拾えている。今シーズンはそれが多いので先制点にこだわるのは変わらない」
―印象に残っている静岡ダービーは。
「自分はそこまで出場していなくて3、4試合くらいだけ。J2だった2023年に西沢健太選手(清水ユースの同期、現在J2鳥栖)と2人とも途中交代で入って勝った試合は印象に残っている。雰囲気もそうだが、気持ちの部分でも非常に意識が高かった。内容ではなくて勝たなければいけない。先発でも途中出場でも球際の泥くささを出すというのも今度のダービーでも繰り広げてしっかり勝ちたい」
―静岡ダービーの重要性は選手のモチベーションなのか、周囲の反響なのかどちらか。
「選手のモチベーションの部分が大きい。もちろん周りの人も『負けられない』という雰囲気をつくってくれる。このユニホームを着て戦っている以上、ジュビロとやるということに対して負けていいゲームは一つもない。練習試合でもルヴァンでもその部分は常日頃言われている。そういった部分で自分たちが感じている部分が大きい」
―個人としてもアピールの機会になる。
「今リーグ戦で僕自身の出番は限られている。内容は悪くないが連敗していてチームとしても個人としてももどかしい時期。ただ、やることは変わらずがむしゃらにチームが勝つために自分ができることを100パーセントやりきってそれが結果になればいい。今回は結果につなげなければいけないゲーム。いつもよりパワーがいる試合なので雰囲気を楽しみたい」
―ヤマハスタジアムの印象は。
「練習試合で1回行ったことがあるが、公式戦はやったことがない。サッカー専用スタジアムでバチバチな雰囲気をつくれると思う。(リーグ戦前節の)横浜FC戦は多くのサポーターが来てくれて、清水側の方が多いんじゃないかってくらいの中で残念な思いをさせて帰してしまったので、今回はしっかり勝って喜んで帰ってもらいたい」