「こんな方法もあったんだ!」 野菜のスープをアレンジしてごちそうに変身!
鍼灸師・柔道整復師の国家資格を活かし年間1200人以上の患者さんを治療している田代 健斗さん。「サラダ王子」という肩書で、SNSや講演会で栄養学に関する最新論文を紹介しながら、現在の食生活を見直そうと提唱しています。活動のきっかけは、鍼灸で治療をしてもまた戻ってきてしまう患者がいるのはなぜかを追求した結果、食生活を改善しないと根本的な治癒にはならないことを痛感したから。そこで考案した、野菜を1日に600~800g食べる食事法をまとめたのが、書籍『はじまりのサラダと栄養学 「食べる」の本質を解いた新しい食事法』(KADOKAWA)です。今回はこの本のなかから、日々の生活に取り入れやすい食の知識とレシピをご紹介します。
※本記事は田代 健斗著の書籍「はじまりのサラダと栄養学『食べる』の本質を解いた新しい食事法」から一部抜粋・編集しました。
ビーツのホールスープ
ビーツの赤紫色は「ベタレイン」という色素で、ポリフェノールより強力な抗酸化作用が。水溶性なので、スープで摂るのは大正解!
用意するもの
ホールスープの材料......各半分
ビーツ......1個
手順
1.ビーツはよく洗い、皮付き&葉付きのまま、重曹水に12分、漬け置きする。
2.ビーツの表面の重曹水を流水で洗い流し、茎を切り落とす。
3.圧力鍋に2と水1Lを入れて圧力加熱し、5分経ったら火を止める。圧力が抜けたら、ビーツと葉を取り出す。
4.「ホールスープの手順5」まで同様に行い、3の煮汁を鍋に加える。3で取り出したビーツは皮を手でむき、食べやすい大きさに切る。
5.途中で水分が足りなければ適宜足し、塩小さじ1で調味する。足りなければ好みで塩を足し、最後に4のビーツを加える。
*ビーツは火を通し過ぎると色素が抜けます。
アジア風スープ
脂肪になりにくく、脳のエネルギー補給になる中鎖脂肪酸が多いココナッツミルクを加えてアジア風に。豆乳で代用しても美味しい。
用意するもの(1人分)
ホールスープ......おたま2杯分
●調味料
∟ココナッツミルク......100ml
∟レモン果汁......大さじ1
∟ナンプラー......小さじ2
豆板醤......小さじ1
ラー油、天日塩、こしょう、ガラムマサラ......各適量
手順
1.基本のホールスープを小鍋に温め、調味料を加える。
2.器に盛り、豆板醬をのせ、ラー油、塩、こしょう、ガラムマサラを好みで振る。
*えびを加えると、トムヤムクン風スープになります。