母への気づかいはナシ!?一方的に請求額だけを連絡してくる父にドン引き #母の認知症介護日記 232
アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
母・あーちゃんのところへ行くたびに、あーちゃんをいろいろな場所へと連れ出しているワフウフさん姉妹。あーちゃん自身も、外でたくさん歩けることをとても喜んでくれていますが、ワフウフさんの子どもたちのことを気にしてワフウフさんをなんとか早く帰そうと気づかってくれます。駅を通るたびに「ここから帰りなさい! 私はタクシーで帰るから」とは言うものの、タクシーで運転手さんに伝えるべき施設の住所はわかりません……。バス停を教えたところで、バスから降りて帰る道順もわからず。気づかいはうれしいけれど、非現実的な申し出が続いて、ワフウフさんはちょっと嫌気が差しています。
久しぶりに届いた父からのメールは…
自分が覚えていないことをごまかすため、あーちゃんは「私、無意識にやったのね!」とよく言うようになりました。施設で暮らすようになってから、お菓子が自由に食べられなくなり、糖尿病の数値も少しずつ改善したあーちゃん。「やはり家では甘いものを食べていたのでは?」とワフウフさん姉妹が言うと「無意識に甘いものを食べちゃっていたのね!」とのこと。しかし、甘いものは自分で意識的に買いに行かないと手に入らないので、ワフウフさんは無意識ではないのでは……? と思ってしまうのでした。
あーちゃんが引っ越してから3日間ほど、姉のもとへ父からメールが届いていました。しかし、パタリと届かなくなり、半月後に届いたメールは……。
生活費やら税金やらの請求。
家にいない間の光熱費や税金もきっちり請求してくるとは……。
認知症を診てもらう病院へ行った日。あーちゃんは、先生に今の生活は快適だと話していました。
※たんたん:ワフウフさん姉妹の父。あーちゃんの夫。
先生も、その話を聞いて喜んでくれていました。
数日後。あーちゃんが使っていた古い携帯電話を解約するため、携帯ショップへ。ちょうどタイミングよく父からメールが届きました。
突然届いた川柳的なメールにドン引き……。「薔薇も百合も」というのは、1カ月ほど前にあった結婚記念日に、父が花束を買ってきて玄関に飾っていたのですが、それが枯れた……という意味のようです。
父は、そういう形だけのキザなことをするのが大好き。でも、正直なところ花束なんかいらないから、生活費をよこして! と言いたくなりますが……。
思いがけず届いた父からのメールを見て、私たち姉妹がギャーギャー言っていたからか、携帯ショップの店員さんは「解約するとメールが受信できなくなる」と心配してくれましたが、私たちは迷わず解約を選択しました。
あーちゃんが引っ越してから3日間ほど、父から姉のもとへメールが届いていました。しかし、パタリとメールが届かなくなり、半月ぶりに届いたメールは、生活費やら税金やらの請求明細。「あーちゃんの具合はどうですか」のひと言もなく、ただただ請求のみ。想定内だけど、やっぱり家にいなくても光熱費や税金はきっちり半分請求してくるのね……。
その後、認知症を診てもらう病院を受診したあーちゃん。父と離れた今の生活は、押さえつけられる感じがなくホッとしていると言い、先生もそれを聞いて喜んでくれました。ただ、外にひとりで出たがったり、物取られ妄想が出たりするのは困ると伝え、少し薬を調整してもらうことに。
それから数日。あーちゃんが引っ越す前に使っていた古い携帯電話を解約するため、携帯ショップへ。ちょうどお店で父からのメールを受信したのですが、それが川柳のような文章で、私たち姉妹はドン引き……。姉へのメールにはひと言も心配する言葉はなかったのに、あーちゃんへのメールには情緒的な川柳を送ってくるあたり、父なりのアメとムチの使い分けを感じました。
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父の動向が気になっていましたが、相変わらず……といった感じですね。父からの情緒的なメールは、あーちゃんの心を動かす可能性がなきにしもあらずなので、あーちゃんの目に触れることがなく処理できてよかったのかもしれません。
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