姉妹都市交流 小田原特産で作る一杯 道の駅でコラボメニュー
八王子市の姉妹都市・神奈川県小田原市の特産品「下中たまねぎ」を使った数量限定のコラボメニューが、7月1日から「道の駅八王子滝山」(滝山町)で提供されている。
下中たまねぎは小田原市東部地域で栽培されている、甘みが強くジューシーな味わいが特徴のタマネギ。両市はこれまでもタマネギを通した交流を続けており、今年5月には八王子市立愛宕小学校の5年生が移動教室で小田原市を訪れ、生産者の畑でタマネギの収穫体験を行っている。この時に収穫したものを含む2・8トンの下中たまねぎを使った献立が、6月から7月にかけて八王子市の公立保育園(公設公営園10園11施設)と全市立小・中学校および義務教育学校(107校)の給食で提供された。
注文2〜3割増
道の駅ではフードコートにある彩食庵、滝山茶屋で、刻みタマネギが特徴の八王子のご当地グルメ「八王子ラーメン」や「八王子ナポリタン」などに下中たまねぎを使用して提供。7日には、下中たまねぎを通じた姉妹都市間交流をPRするパネル展示や小田原市の特産品を販売する交流イベントも行われ、賑わいを見せた。
八王子ラーメンやナポリタンはもともと同店の人気メニューだが、彩食庵の高桑新店長は「コラボメニューの提供を始めてから通常の2〜3割増しで注文が増え、これを目当てに来たという人もいた」と話す。きっかけは今年2月頃に小田原市農政課から下中たまねぎを使ったコラボメニューについて提案があり、数量限定で実施することに。併せて交流イベントも開催することにしたという。
高桑店長は「今回、自分でも下中たまねぎを購入して自宅で食べてみたが、辛みをとるために水にさらす必要がほとんどなく、甘味があっておいいしいタマネギだった。お客さんにも好評だったので、恒例行事にしていければ」と話した。
コラボメニューは無くなり次第終了。問い合わせは同店【電話】042・696・3175。