女性1人参加でも楽しめる! 浅草「酔いの宵」でワイン満喫レポート ~2日目編
2025年で5回目となる飲み歩きイベント「浅草観音裏 酔いの宵」が2月3日(月)から始まった。いつも1人気ままに参加している筆者が、初日に引き続き2日目を飲み歩いたレポートを紹介する。
「酔いの宵」では、参加店(111店舗 ※2月7日時点)が1フードと1ドリンクの “せんトラ(1000円でトライアルできる)”セットを提供する。事前予約やチケット購入などの必要がないので、気軽に参加できる。
2日目は19時頃からスタートし、翌日が休みだったため、帰りの時間は決めずに回ることに。時間に余裕があるので、参加店密集地以外のお店にも足を延ばすことにした。その結果がこちらだ。
1軒目:林檎や
「酔いの宵」幹事店。店内は広く、フレンドリーな女将さんがいてアットホームな雰囲気だ。居心地がいい上に食事がおいしいのでファンが多い。“せんトラ”セットのフードは、毎年おなじみのオードブル3種盛り。
▼セットのワイン
ドリンクは豊富な種類から選べた。スパークリングはサッポロの「ポールスター」、赤・白ワインはチリワインだ。
冊子・地図ナンバー:10
住所:台東区浅草3-27-11
営業時間:11:30~14:00、17:30~23:00(LO 22:00)
《“せんトラ”セットの提供》17:30~22:00
定休日:月曜
2軒目:浅草ワインバルBELICO
「酔いの宵」直前に新規オープンしたばかりで、お店の外には開店祝いの花が飾られていた。この日のフードはバスク風チーズケーキを含む6種類。私は砂肝のコンフィを選択したが、マスタードの酸味がワインにぴったりだった。周囲を見ると、いずれのフードも食べ応えのあるボリュームで提供されているようだった。なお、追加注文は可能だが、その時点でチャージ料がかかるとのこと。
ドリンクは、スパークリングワイン、赤・白ワイン、フロンティアのハイボールから選べる。スペイン料理が中心のお店だが、スペインワインに限らずに良いと思うワインをそろえているそうだ。一般のメニューを見てもリーズナブルな価格で、また来たいと思えるお店だった。
冊子・地図ナンバー:47
住所:台東区浅草4-15-4 シェルド浅草1F
営業時間:平日18:00~23:00、土・日曜、祝日15:00~23:00
《“せんトラ”セットの提供》上記営業時間内
定休日:月曜
3軒目:di Yamanda
フードは今年も、那須高原(栃木県)と須崎安和(高知県)から取り寄せた野菜の盛り合わせ。組み合わせは都度変わるようだ。私が頼んだ時は、ゴボウとカボチャのサラダ、大根にアンチョビソースをかけた洋風おでん、ニンジンのグリル。素材の味や香りがしっかりと楽しめ、ゴボウの香りがワインに非常にマッチしていた。
その後、4日間で50軒回ったという猛者と出会ったが、その時点で一番おいしかったお店としてdi Yamandaを挙げていた。
▼セットのワイン
冊子・地図ナンバー:39
住所:台東区浅草4-38-7
営業時間:12:00~13:30(LO 13:30)、17:00~23:00(LO 22:00)
《“せんトラ”セットの提供》17:00~22:00
定休日:月曜、月2回連休
4軒目:洋風酒場 遊屋
フードは、ミートオムレツとモツみそ煮込みデミ仕立て。ワインも白米も合いそうな味わいだった。入店時には「『酔いの宵』〇名で」と言ってほしいとのこと。翌朝7時まで営業しており、追加注文可能なので、終電をあきらめて朝まで飲みたい時にもお薦めだ。
ドリンクはワインの他に、生ビール・ウィスキー・焼酎から選べ、割り材も豊富にそろっている。
冊子・地図ナンバー:58
住所:台東区浅草4-8-2
営業時間:19:00~翌7:00(LO 翌6:30)
《“せんトラ”セットの提供》上記営業時間内
定休日:なし
5軒目:ODETTER(オデッテ)
店内に南極グッズがあふれる元南極料理人のお店(アイキャッチ画像はこの店のもの)。人気の高さや時間の限定もあり、入店困難が予想されていたが、2日目はまだそれほど人も回っていなかったためか、10分前に到着した時点で並んでいるのは5人だけだった。“せんトラ”セットの提供は10食限定だが、平日は提供数も提供時間も柔軟に対応しているそうだ。
フードは、おまかせアミューズ3点盛り(ニンジンのムースとコンソメのジュレ、自家製パンにパテドカンパーニュとレーズン、カルパッチョをそれぞれのせたもの)。スパークリングや白ワインと相性が良さそうだが、赤ワインもフルーティーかつ軽快な酸でしっかり合った。追加料金で別のワインへの変更も可能。
冊子・地図ナンバー:18
住所:台東区浅草5-31-8
営業時間:18:00~24:00(LO 23:00)
《“せんトラ”セットの提供》月曜~金曜は21:00~、土・日曜13:00~ ※いずれも限定10食
定休日:水曜、不定休あり
6軒目:ガンゲット・ラ・レネット(La Guinguette La Rainette)
2024年はぶっちぎりで販売数ナンバーワンだったお店。人気店だが席数も多いので、入れることが多い。今年も“せんトラ”セットは選べるフードとドリンクだ。フードは10種類もありながら、1つ1つ手をかけているのが伝わってくる。さらに、箸袋のスタンプはすべて手押し。その準備も大変なので記念に持ち帰ってほしいと話していた。
私が頼んだのは毎年楽しみにしているグリーンカレーだが、ぜひ食べてほしいのは仕込みに最も時間がかかる手羽元のコンフィとのこと。退店した瞬間に「また来なくては!」と思ってしまった。
ドリンクは普段も提供しているフレンチワイン。採算が取れるのか心配になるお店の1つだ。
冊子・地図ナンバー:68
住所:台東区浅草3-36-3 ダイワ荘103
営業時間:18:00~翌2:00(LO 翌1:00)
《“せんトラ”セットの提供》上記営業時間内
定休日:火曜 ※「酔いの宵」期間中は休みなし
7軒目:焼酎処 乙
こちらも、「酔いの宵」でかなりの販売数を誇る人気店だ。今年のフードは和牛ももステーキ、生ガキ2個食べ比べ、ブレザオラ(牛肉の生ハム)から選べる。私は生ガキ2個食べ比べを選択。1000円で生ガキを2個も提供しているのは驚きだ。“せんトラ”セットのフードメニューからカキを外したというお店もあり、かなりお得なセットと言える。
ドリンクは、赤・白ワイン、芋焼酎、麦焼酎などから選べる。私は芋焼酎のロックを選択。店頭に並んでいる焼酎から銘柄を選ぶことができた。
冊子・地図ナンバー:2
住所:台東区浅草4-18-9
営業時間:19:00~翌2:00(LO翌1:00)
《“せんトラ”セットの提供》上記営業時間内
定休日:日曜
事前の情報収集が大切
今回、家に帰ったのは23時すぎ。2日目も参加者の多くが地元の人という印象だった。定休日だったお店、提供時間が終わっているお店など情報収集が足りずに空振りの移動があり、移動時間が長くなった。私は期間中いつでも参加できるので、そんな無駄な時間も楽しめたが、遠方から参加する人は事前の情報収集が大切だ。
この2日間はワインを提供しているお店を中心に回ったが、今後は「日本酒の日」「蒸留酒の日」と飲むお酒の種類を決めて回るつもりだ。「酔いの宵」の最終日は2025年2月19日(水)。皆さんもこの機会に、ぜひ浅草・観音裏エリアに足を運んでみてはいかがだろうか。