京都伏見のそば名店『紫雲仙』で味わう、香り高い十割そば!こだわり逸品料理も評判
伏見桃山・中書島エリア、竹田街道沿いに店を構える手打ちそばの名店「紫雲仙」(しうんせん)。ミシュランのビブグルマンにも選ばれた実力派で、地元客や観光客に愛される、香り高い十割そばが味わえます。
伏見桃山にたたずむそばの名店
伏見桃山・中書島エリア。歴史ある竹田街道沿いに佇む十割そばの名店「紫雲仙(しうんせん)」。
過去にはミシュランガイドのビブグルマンにも選出された実力派で、10年以上にわたり三条御幸町で営業されていましたが、2021年に現在の地・伏見区車町へ移転しました。
地元の方々はもちろん、観光客にも親しまれる手打ちそばの名店です。
仲の良いご夫婦が営まれており、アットホームで居心地のよい雰囲気も魅力のひとつ。
和の趣を感じる落ち着いた店内には、職人の手仕事を間近で楽しめるカウンター席と、ゆったり過ごせるテーブル席が用意されています。
店内2階には製麺室があり、毎日その日に使う分だけそばを打っています。今回は特別に、そば打ちの工程を見学させていただきました。
石臼で挽いたそば粉と水のみで練り上げる、つなぎを一切使わない十割そば。
水分量の基準はあるものの、気候や湿度に応じて微調整しながら、まるで素材と対話するかのように仕上げていきます。
少しずつ、粉がひとつの塊になっていく「練り」の工程。
そば粉は、滋賀県高島市の農家から直接仕入れたそばの実を使用しているそうです。
丁寧に生地を平たくのばし、四角く整えて厚みを均一に。
そこから寸分の狂いもなく等間隔に切り分けていく職人の技は、まさに圧巻です。
完成した十割そばは、美しく整った見た目と上品な香りが印象的。
小麦粉などのつなぎを使わないため非常に繊細で、作業には高度な技術が求められます。
紫雲仙では、そばの消費期限を独自に「24時間以内」と定め、その日に使う分だけを仕込むというこだわりよう。
その真摯な姿勢が、そばの美味しさにしっかりと表れています。
おすすめの蕎麦メニュー3選
ぜひ味わってほしい、「紫雲仙」のおすすめそばメニュー3選をご紹介します。
1.すだち蕎麦
これからの暑い季節にぴったりの、さっぱりといただける爽やかな一品。
たっぷりのすだちが美しく並べられ、目でも楽しめます。すだちの酸味と出汁の旨味が見事に調和し、歯切れのよい十割そばとの相性も抜群。期間限定の人気メニューです。
2.車海老と野菜天ざる
店主自慢の一品で、揚げたての天ぷらをしっかり楽しめる贅沢なメニュー。
車海老と旬の野菜が盛り合わされ、サクサクの衣に包まれた素材の味わいが際立ちます。
特にえのきの天ぷらは新感覚で、一度は食べていただきたい美味しさ。日本酒との相性も抜群です。
3.ゆうぜんそば
そば好きにはたまらない、そば尽くしの贅沢な一皿。ざるの十割そば、カラスミをのせた蕎麦、そして茶そばを使った蕎麦いなりの3種類が楽しめます。
つなぎを使わない十割そばだからこそ、そば本来の豊かな風味がダイレクトに感じられます。ほどよい弾力を持ちながらも、ややほろりと切れる独特の食感も魅力。そば粉だけで打つため、繊細で打ち手の技術が味に直結する、まさに職人技が光ります。
カラスミの濃厚な旨味がそばの美味しさをさらに引き立てます。
甘辛く煮た稲荷と茶そばの組み合わせも意外な相性の良さ。新しい発見のある一皿です。
そば好きの方におすすめしたい、そばの美味しさを存分に楽しめるセットです。
そば以外にも、一品料理が豊富に揃っており、こちらも評判です。
現地でしか手に入らない食材を求めて、わざわざ足を運ぶこともあるというほどのこだわり。
ぜひ、そばとともにその逸品料理も味わってみてください。
伏見桃山エリアでおすすめの一軒です。
店舗情報
店名:手打ちそば 紫雲仙(しうんせん)
住所:京都市伏見区車町295
電話番号:075-203-0406
営業時間:11:30~14:30 / 18:00~21:00(19:30 最終入店)
定休日:月曜日+不定休 ※祝日は営業
https://www.instagram.com/shiunsen.soba/