トップバリュのボジョレーってどうなの? 今年発売の1本を飲みながら、駄菓子ペアリングを試してみた結果…
11月20日、ボジョレー・ヌーヴォーが解禁された。
今年はブラックフライデーに圧倒されている気がするが、先日訪問したイオンでも入口付近にはボジョレー・ヌーヴォーが陳列されていた。
2025年のボジョレーは「量より質」らしい。
ワイン通というわけではないが、毎年なんだかんだ楽しみにしている。今回、気になった1本が750ml・1848円と手に取りやすい価格だったため、試しに購入してみた。
せっかくなので、駄菓子とのペアリングも試してみた。
・今年のボジョレー・ヌーヴォーを実飲
購入したのは、イオンのプライベートブランド「トップバリュ」から発売されているボジョレー・ヌーヴォー。
トップバリュのプライベートブランドでは、ミディアムボディとライトボディの2種類が出ていて、今回はタンニンが少なくぶどうのフレッシュな果実感が楽しめる「ライトボディ」を選択した。
ワインといえばガラス瓶のイメージだが、最近は軽量化や環境配慮でPET化が進んでいるらしい。軽くて扱いやすく、持ち帰りも冷蔵庫での保管もラクだった。
さっそく、グラスに注いでみる。
香りはフレッシュで軽やか、ベリー系の果実の香りが感じられるのもボジョレーならでは。今年のボジョレーの傾向として夏の高温と適度な降雨から、豊かな果実味と酸のバランス、しなやかな口当たり、奥行きのある味わいが特徴とのこと。
ちなみに、プライベートブランドと侮るなかれ。
フランスのワイン誌が主催する「ジルベール&ガイヤール インターナショナルチャレンジ2025」で金賞に輝いたらしい。さらに、こだわりの製法と環境への配慮が評価される等、フランスソムリエ協会会長のファブリス・ソミエ氏が推奨を受けているとのこと。
ジルベール、インターナショナル、フランスソムリエ、ソミエ……。カタカナだらけで難しいが、個人的には「今年のボジョレーおいしいな」というのが率直な感想。
・駄菓子ペアリング
さて、ボジョレーといえば本来は高級チーズなどと合わせたいが、今回はあえて駄菓子とのペアリングに挑戦してみた。
そこで、ChatGPTに相性のよい駄菓子を聞いてみることにした。
●うまい棒(チーズ味)
まずは赤ワイン×チーズという黄金の組み合わせを、うまい棒チーズ味で再現。
ボジョレーの軽い果実味が、うまい棒のチーズの塩気とコーンの甘みをきれいに包み込む。ライトボディで渋みが少ないからこそ、チーズが引き立つ。
クラッカーよりも相性は落ちるが、たまにはこういう食感も悪くはない。
●ベビースターラーメン
つづいて提案されたのは、ベビースターラーメン。
ちょっと意外に感じたが、調べてみると、ベビースターに合うワインが開発されていたり、ベビースターとお酒の相性を検証している人がいたりして、意外と潜在ニーズがあるのかもしれない。
ChatGPT曰く、これは枝豆とビール的な気づいたらお酒が進む組み合わせに違いないとのこと。
試してみると……正直、マリアージュしていない。(あくまで個人の感想です)
ベビースターの個性はそのままだし、ボジョレーもそのままだ。あえて一緒に食べなくても……とは思うが、どちらも美味しいので、まぁ悪くはない。
●よっちゃんイカ
最後は、よっちゃんイカとの組み合わせ。
おすすめの理由をよく読むと、「赤ワインとよっちゃんイカのそれぞれの酸味と相性抜群では」とのことだった。
ドキドキしながら、試してみると……
!!!???
うーん……。よっちゃんイカの酸味が強すぎて、ボジョレーの良さを消しているような。
ただ白ワインならちょうどよい酸味バランスになりそうだし、スパークリングとも合うのでは? 今回ボジョレーとは合わなかったものの、組み合わせ次第では化けるポテンシャルは感じた。
・遊び心は大切である
今回いろいろ試してみて思ったのは、駄菓子ペアリングは当たり外れ含めて楽しいということだ。
とはいえ結局のところ、ナッツやチーズのような王道つまみが一番ワインをおいしくしてくれるという事実も再確認した。でも、そのうえで遊び心としての駄菓子ペアリングは確実にアリだと思う。
ブラックフライデーの熱気にまぎれてるけど、今年のボジョレーも悪くない。ぜひ、いろんなペアリングで遊んでみてほしい。
参考リンク:PR TIMES
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.