「土ダメ」祝・900回突破SP放送! 藤井隆さん&YOUさんが愛する「“ダメ”に光を当てる」考え方
2003年から始まった人気バラエティ番組『発見!仰天!!プレミアもん!!!土曜はダメよ!』(読売テレビ)が、放送900回を突破しました! これを祝して、78名の観覧客をスタジオに招いて公開収録を実施し、いつにも増して大盛り上がりとなりました。
annaでは、司会の藤井隆さんとYOUさんにインタビューを実施。
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祝!900回突破にふさわしい“くす玉”&豪華ゲスト!超難問!豪華ゲストによる「肴クイズ」ではまさかの結末が!クイズは本気で正解したい!「ダメもダメじゃない」という番組コンセプトが好き
祝!900回突破にふさわしい“くす玉”&豪華ゲスト!
藤井さんが「今週は5分拡大でお送りします。なぜ5分拡大かといいますと……?」と、スタジオに用意された大きなくす玉を指し示します。代表して、NMB48・安部若菜さんがくす玉をオープンすると中から“祝900回突破”と書かれた垂れ幕が! そして、この記念すべき回にふさわしい豪華ゲストはココリコ(遠藤章造、田中直樹)のおふたり。さらにスタジオには78名の視聴者さんをご招待。なんと事前の観覧募集では4,000件以上の応募があったのだそう。
桂小枝さんは900回突破と聞いて「まぁ、こんなもんやろ」とマイペース。フットボールアワー・岩尾さんは「今日は(観覧の)お客さんも入ると聞いてたんで、緊張したのか朝4時前に起きてしまって、今ちょうど眠たい」と話してお客さんは大笑いです。一方、後藤さんは観覧席を見渡して「こんなマダムが番組を支えてくれてるんだと非常に興奮しております」とうれしそうでした。
超難問!豪華ゲストによる「肴クイズ」ではまさかの結末が!
そんなお祝いムードの中でお届けするのは「肴(あて)クイズ~ひとり呑みの世界~」。居酒屋に“ひとり呑み”に訪れたお客さんをそっとのぞき見し、どんな“肴”を注文するのか、スタジオメンバーが予想するというもの。どれも食べたいけれど全部は注文できない……そんな深層心理を読み解くクイズコーナーです。普段、よくひとり呑みに繰り出すというココリコ・田中さんは「ひとり呑みの気持ちがわかるから、結構自信があるかも」と余裕を見せていました。
出題VTRの舞台となる店は阪神電鉄「野田駅」から徒歩5分の場所にある「居酒屋まる」です。そして今回、ひとり呑みを楽しむのは、スペシャルゲストのテンダラー・白川悟実さん。白川さんが注文した全5品を、1品目から順番に当てていくのですが……? 驚きの展開が次々と起こり、息を飲む結末となった「肴クイズ」、ぜひ放送で確認してみてくださいね。
クイズは本気で正解したい!
収録後、藤井隆さんとYOUさんにお話をお聞きしました。
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放送900回突破、おめでとうございます! 率直な感想をお聞かせください。
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藤井:
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出演者のひとりとして、本当にうれしいです。ひとえにご覧いただいている、視聴者の皆さんのおかげです。そして何よりスタッフの皆さんのお力があってこそ。番組の立ち上げ当初からずっと同じ制作会社さんが支えてくださっていて、その頃から番組への想いを大事にしてくださっているので心強いです。
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YOU:
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コーナーはたくさんありますが、構成作家の方々が本当におもしろい企画を考えてくださるので、いつもすごく楽しいです。本当に皆さんいい方ばっかり。そうでないと番組ってなかなか続かないので、とてもありがたいですね。
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コーナーは30個もありますが、藤井さんとYOUさんの特にお気に入りのコーナーは?
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YOU:
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「クイズ!赤の他人は誰だ!?」と、「犬クイズ」が大好きです。もちろんお仕事なんですけど、なんかもう、本当にクイズに正解したいので、やっててすごく楽しいです。
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今日の「肴クイズ」でも、YOUさんの真剣さがひしひしと伝わってきました。
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YOU:
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いつも(出演者同士)家族みたいな感じで、ただただ楽しくやらせていただいてるんですけど、今日は観覧のお客様にも入っていただいていて、ちょっと緊張感がありましたね。
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「ダメもダメじゃない」という番組コンセプトが好き
藤井:
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僕は「クイズ!頼まれなかったメニューはどれだ?」が好きです。『土曜はダメよ!』を立ち上げた23年前から変わることなく、番組の大きな柱は「ダメなものも、ダメじゃない」ということで、光を当てるのがコンセプトなんです。フットボールアワーのふたりがロケに行ってくれていた「ギョーテン美人!ダメットさん!!」もそうなんですけど、いわゆるダメとされているものを「そうじゃない」とする考え方がとても好きです。
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やさしいコンセプトですね。
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藤井:
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「クイズ!頼まれなかったメニューはどれだ?」も、見方によればネガティブな印象になるかもしれないですよね。でもそれをクイズにして、レースにして、出演者の皆さんが興奮しながら盛り上がれるのがすごいです。あと、お店の方から「この日はたまたま頼まれなかったですが、普段は愛されているメニューなんです」とか、「大好きなメニューなので、ここにも光を当てたいんです」と、普通のインタビューとはまた違う切り口でのお話が聞けるので、すごく受け皿が大きなコーナーだなぁと思います。
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それが「土ダメ」の長く愛される理由なんですね。
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藤井:
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今回の5分拡大もありがたいですし、普通に20分拡大とか、何だったら日曜日に放送されることもあったり、本当にフレキシブルでサステナブルで無駄がない番組です。それに、先ほどもお伝えした通り「ダメなものに光を当てよう」というコンセプトだからこそ感じられる思いがたくさんあって、何が一番好きってそれでいて「何も残らない」というか(笑)、そこが僕は説教臭くなくていいなと思います。毎回、収録でスタッフや出演者の皆さんとお会いできるのが楽しみで……。
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YOU:
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ね~。年を重ねたわね(笑)。
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藤井:
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若いときはそんなことが楽しみになるなんて思ってもみなかったので、しみじみします。そういうことを感じさせてくれる「土ダメ」に出演できていることが誇りです。
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写真/anna 取材・文/中野純子