西宮の『くずし割烹 こまじろ 』で楽しむ、旬と彩りで映えるランチ 西宮市
阪急西宮北口駅直結、阪急西宮ガーデンズ館内にある『こまじろう』(西宮市)は、旬の食材を丁寧に仕立てた和食に、季節ごとに遊び心を加えた創作和食が楽しめるお店。彩りの美しさと“ちょっと意外な美味しさ”に出会えると、40代以上の女性を中心にリピーターが集まっています。
木のぬくもりを感じる和モダンな外観が目印。ショッピングの合間にも立ち寄りやすい立地なのでランチにぴったりです。
店内は落ち着いた雰囲気で、カウンターには和食器が美しく積まれ、まるで昔ながらの小料理屋のよう。「今日はどんな料理に出会えるんだろう」と胸が高鳴ります。女性ひとりでも入りやすく、ゆったりとしたテーブル席は友人とのランチやプチ女子会にもぴったりです。
今回選んだのは、季節替わりの「旬彩和膳 選べる釜めしランチ」。
仕切りのある箱には、彩り豊かな小鉢がずらりと並び、温かいものと冷たいもの、やわらかなものと香ばしいもの、一品ごとに異なる表情があり、見た目の華やかさと食べ進める楽しさが同時に味わえる構成です。
この日チョイスしたのは、サバの味噌煮、秋刀魚と生姜の釜めし、ほうじ茶アイス。その時の気分で選べるのも、この膳の大きな魅力です。
特に印象的だったのは、鶏肉のチャップ煮とじゃがいもニョッキの組み合わせや、まるでスイーツのように仕立てられたピーチトマト。定番の田楽も、里芋を揚げて香ばしさを加えることで新鮮な食感のハーモニーとなっています。
さらに、揚げ出し豆腐はゴマ豆腐を使用、ウナギの茶碗蒸しは上からは、あんがかけられており、伝統的な和食の枠にイタリアンの発想を加えた“ハイブリッドな美味しさ”を楽しめました。
小鉢をゆっくり楽しんでいるうちに、釜めしが炊き上がります。運ばれてきたのは、湯気と香ばしい香りに包まれた炊きたての一釜。ふたを開けると秋刀魚の香りが立ちのぼり、ふっくらとした身に生姜の爽やかな風味が重なって、ひと口ごとに“秋の恵み”を感じられます。
食後には、煎茶とともに最中アイスが登場。パリッと香ばしい最中の皮の間に、ほうじ茶アイスとあんこ、白玉が重なり合い笑みがこぼれます。甘さは控えめで、香ばしさとほろ苦さのバランスが絶妙!
和食の余韻を心地よく締めくくってくれる、満足感のあるひと品でした。
料理を手がけるシェフは、旬の食材を丁寧に扱いながら、和食の枠にとらわれない発想を大切にされています。茶碗蒸しにあんをかけたり、里芋を揚げて田楽に仕立てたりと、伝統に遊び心を加える工夫が、一皿ごとに新鮮な驚きを生み出しています。
自分へのご褒美にも、大切な人との時間にも一人でもゆっくり楽しめる。四季折々の味を楽しみに、何度でも足を運びたくなる一軒です。
場所
くずし割烹 こまじろ 西宮北口店
(西宮市高松町8-25 阪急西宮ガーデンズプラス館 1F)
営業時間
11:00~14:00
17:30~21:30
定休日
なし