【秦野市】秦野赤十字病院で医療体験「オペラボ」初開催 小学生43人が参加
小学生に医療を身近に感じてもらおうと、秦野赤十字病院が11月29日、親子で医療現場体験「オペラボ」を同院で初開催した。参加した小学生らは手術体験や医療機器に触れるなど、貴重な機会となった。
医療に関心を持つきっかけづくりを目的に、秦野赤十字病院が企画した体験型イベントのオペラボ。同院ホームページや市内小学校を通じて参加を募り、小学4〜6年生43人とその保護者が医療現場を体験した。
手術着に身を包んだ子どもたちは、実際に院内で行われる医療を体験。超音波凝固切開装置や腹腔鏡、自動縫合機、内視鏡、医療ロボット(ダヴィンチ)、エコーなどに触れた。
手術室で鶏肉を使ってメス体験した千葉凜香さんは、「いい経験になった」。将来の夢が医師という村山大翔君は医療ロボットを操作し、「上手くできたと思う。お医者さんを目指したい」と話した。
イベントでは、同院で働く医師や看護師らが参加者をサポート。小学生の時に将来の職業を決めたという片山雄介医師(44)は、「医療を見て、知ってもらい、子どもたちの将来の選択肢の1つになればうれしい」と振り返った。
同院では、今後もオペラボを開催していきたい考えだ。