風男塾「一生青春FOCUS」インタビュー――今年は最高の夏だったな!
──ニューシングル「一生青春、一緒に青春/FOCUS」の話をする前に、今年の上半期を振り返ってもらえればと思います。
柚希関汰「2024年になって新しく始めたのが、月に1回の定期公演。1ヵ月に1回必ず定期公演があって、そこに向かって毎日を過ごしているので、今年の上半期は本当にあっという間だったなって思います。なので、下半期もあっという間で気づいたら1年がすぎていそうです(笑)。メンバーの誕生月には生誕祭を開催したり、本当に毎月毎月楽しいですね。それぐらい、定期公演を始めたことは大きかったと思います!」
葉崎アラン「去年も47都道府県を巡ったり、15周年でLINE CUBE SHIBUYAのステージにみんなで立ったり、初めてのことが多かったんですけど、今年の上半期は定期公演以外にも初めてやることが多かったです。YouTubeの動画を定期的に投稿するようになったり、ニューシングルの「FOCUS」のティザー映像をメンバーで自主制作したり」
英城凛空「TikTokで知って会いに来てくれる、新しいファンの方も上半期は増えました」
──上半期で特に変化があったメンバーはいますか?
赤星良宗「最近、太陽が筋トレを始めたんですよ」
天童太陽「ダンスレッスンのあと、ダンスの先生に筋トレを指導していただいていて、レッスン場の俺の靴箱を開けると、ダンベルとボールと筋膜リリース用のローラーが入ってます(笑)。15周年が落ち着いて、ちょっと自分個人にも力を入れてみようってことで、体力作りを頑張ろうと思いまして。たぶん、メンバーの中でいちばん筋肉がないので」
──そんな上半期を経て、下半期の第1弾シングル「一生青春、一緒に青春/FOCUS」がリリースされました。
関汰「「一生青春、一緒に青春」は、ファンの方たちにコールしていただける部分がたくさんある曲になっているので、そこが一番の聴きどころじゃないかなと思います。セリフがあったり、メンバー1人ひとりを紹介する歌詞もあるので、風男塾を初めて聴く方もこの曲を聴いたらメンバーのキャラクターがわかると思います。あと、楽曲に自分たちの名前が入っているのは、やっぱりうれしいですね。俺たちの曲だってより強く思えるし、今のこの7人でこの楽曲を歌えるのはすごくいいなーって思っています」
太陽「「一生青春、一緒に青春」は音源を聴いても、MVを見ても、すごくポップで今のメンバーの元気さが耳からも目からもわかる楽曲になっていると思います。これからの風男塾を代表する1曲になるんじゃないかなと思うし、ファンの人たちと声を出し合って、掛け合いをして作る曲っていうのが、すごくいいですよね。運動会の応援合戦のエールの交換とか、あれも青春だなと思いますけど、それと似ているというか、声を出し合うのが青春らしくてタイトルにぴったりだなと思いました。あと、個人的な思い入れになっちゃうんですけど、レコーディングの日が誕生日当日だったんです。だから、すごいお祝いムードの中でレコーディングしました(笑)。なので、ちょっと特別というか、思いが詰まった曲になったなと思います。この曲を聴いたり、ライブで披露するときは、自分の誕生日を思い出すんじゃないかな(笑)」
──このインタビューを読んだファンは、「一生青春、一緒に青春」を聴いたり、ライブやMVを見るたびに太陽さんの誕生日を思い出すのでは?
太陽「かもしれないですね(笑)。もしかしたら」
──MVの話がありましたが、どんな内容ですか?
太陽「高校生の夏休みのような、メンバーがわちゃわちゃしてて青春を感じられるMVになっています」
関汰「コールの字幕もわかりやすく出ているので、MVを見てコールを覚えてもらえればなと思います」
──アランさんはいかがですか?
アラン「よくあるアイドルソングの定番コールじゃなくて、この曲だけのためのオリジナルのコールなので、例えばフリーイベントでたまたま通りがかった人や、ライブイベントに来ているほかのアイドルグループのファンの方が初めて聴いたら、“え?何これ?”ってなると思うんです。そこでみんなの頭の中に印象が残ってくれたらうれしいし、ライブでどんどん披露して、たくさんの方に知っていただく機会を増やしていきたいです」
凛空「「一生青春、一緒に青春」を初めて聴いたときは、“そう来たか!”と思いました。まさかここでコール曲がシングルで来るとは、さすがに想像してなくて(笑)。でも、セリフもあって、コールしてもらうところもあって、レコーディングをしているときから“あー、きっとファンのみんながコールを叫んでくれるだろうなー”って、ワクワクしながら歌入れをしてたんですよ。あと、少し慣れてきたら、自分たちのセリフパートをライブによって変えられたらいいなーと思っていて。そうすれば、同じ曲でも毎回違ったものが見せられていいんじゃないかなと思ってます。「一生青春、一緒に青春」のコール、ファンのみなさんは覚えるのが大変だとは思うんですけど、一緒にやってもらったら絶対にすごく楽しいし、“私、こんなにコールできるんだよ!それだけ風男塾のことが好きなんだよ!”ってドヤれると思うので(笑)。俺たちのことが詰め込まれた歌詞だと思うし、ずっとアホなことやって楽しんでる俺らの夏休み見たいな、そんな曲でみんなも一緒にずっと青春してくれたらいいなって思いますね」
──実際、活動していて一生青春だな、ずっと青春してるなという感覚はありますか?
凛空「みんなで一生懸命頑張って何かを成し遂げようとする姿とか、風男塾にいるとずっと青春だなと思います。何かを成し遂げることはファンのみなさんがいないとできないことなので、これからも俺たちと一緒にずっと青春してほしいなと思ってますね」
──続いて、「FOCUS」についても語っていただけますか?
良宗「「FOCUS」は、女子ソフトボールリーグ「ニトリ JD.LEAGUE 2024」の公式テーマソングで、風男塾としても今シーズンのJD.LEAGUEの公式応援団に就任しました。すごく光栄ですし、先日は「ニトリ JD.LEAGUE 2024 PRESS CONFERENCE」でも披露させていただいて、記者会見にも出席させていただいたんです。そこで同世代の選手の方と関わる機会があって、まったく違うジャンルの同世代の方たちとの交流もいいなと感じました。歌詞もソフトボールにちなんでいて、振付もソフトボールの投球をしているような動きなんですけど、ソフトボールをやっている人、スポーツをやっている人だけじゃなくて、夢を追っている人や試験勉強を頑張っている学生とか、誰が聴いても生きている中で絶対に刺さるような歌詞が入っている曲です」
胡桃沢鼓太郎「すごく人間らしい曲だなーって思います。何か目標がある人全員に刺さるし、目標がなくてもいろんなしがらみとか、嫌なこととか、傷つくことがたくさんある世の中で、でも自分を信じてがむしゃらに生きている人たちすべてに届いてほしい。そんな歌です」
──何かを頑張っている人たちに届けたい歌?
鼓太郎「なんですけど、楽に生きることが自分のためだったりする場面もあるじゃないですか」
──無理に頑張りすぎないというか。
鼓太郎「そうです。頑張らなくていいっていうのも励ましだし、自分のためだし、まずは今いる場所に身を投じた自分を褒めてあげてほしいというか、そこに情熱をかけられる自分へのエールソングというか。そんな感じがしているし、本気で落ち込んだときに素直に励まさせる曲だなと思います。人生ってこういうことだなって、聴いてくれた人に思ってもらえたらうれしいですね」
凰紫丈源「俺自身、ずっとスポーツをやってきて、そのときの感情が出てくる曲だと思ってます。風男塾の曲として、大好きな曲がまたひとつ増えました。歌詞の1つひとつに思いがこもっているからこそ、ステージでも感情が表現しやすいし、すごいエネルギーがあふれ出てくる曲です。あと、個人的にはさっき良宗が言っていた記者会見が、すごくうれしかったんですよ。ずっとスポーツをやっていたので、スポンサーさんの名前が入ったパネルの前で取材を受けるのが夢で(笑)。だから、あの記者会見は自分の夢が叶った出来事でもあったし、一瞬だけでもスポーツ選手になれた気もしました。うれしすぎて、パネルの一部をもらえないかなって思ったぐらいです(笑)」
──丈源さんらしいエピソードですね。
丈源「はい(笑)。それと、「FOCUS」は自分たちで自主制作してティザー映像を作った楽曲でもあって、そういう部分でもステップアップするきっかけをくれたと感じています。映像監督のアランくんがこだわり抜いて、ほかのメンバーもそれぞれ役割分担して作り上げたので」
──そんな「一生青春、一緒に青春/FOCUS」がリリースされた2024年の夏は、どんな夏にしたいですか?
丈源「今年の夏はパリオリンピック・パラリンピックもありますし、JD LEAGUEもまだまだ続くので、スポーツ観戦を楽しみながら自分の気持ちを上げる夏にしたいですね!」
太陽「筋トレをして、スキルアップする夏にする!」
凛空「バズらせる夏!メンバーとファンのみなさんの力を合わせて風男塾をバズらせて、たくさんの人に知ってもらう夏にしたいです!」
関汰「プライベートでも青春したい!7人全員で夏祭りに行ったり、花火大会に行ったりして、みんなで思い出を作る夏になればいいかな」
鼓太郎「秋じゃなくて夏だけど、“芸術の夏”にしたい!数年前までよくミニシアターに行ってたんですけど、最近また通い始めて。行きたいミニシアターはいっぱいあるので、この夏のうちに全部制覇するぐらいの勢いで通って、感性を高める夏にしたいと思います!」
アラン「今年の夏は、ちょっと日焼けしようかなと思います。去年までは、誰よりも早い時期から日焼け止めを塗って、日傘も差して完全防御してたんですけど、気づいたらそれでも焼けてるんですよ(笑)。だからもう、今年は焼いてみようなかと。日焼け対策があんまり意味ないタイプなんだとわかったし、焼けたら焼けたでいっぱい動いた勲章なので、今年の夏はアクティブに動きたいなと」
良宗「最高の夏にしたいですね。何をすれば最高の夏になるかはこれから考えるとして、とにかく夏が終わった頃に"今年は最高の夏だったな!"って思えれば、それがいちばんかなと思います!」
(おわり)
取材・文/大久保和則
写真/平野哲郎
2024年7月24日(水)発売
初回限定盤A(CD+DVD)/TECI-956/1700円(税込)
imperial Records
風男塾「一生青春FOCUS」
2024年7月24日(水)発売
初回限定盤B(CD+DVD)/TECI-957/1700円(税込)
imperial Records
風男塾「一生青春FOCUS」
2024年7月24日(水)発売
通常盤(CD)/TECI-958/1300円(税込)
imperial Records
風男塾「一生青春FOCUS」