パリがもっとも華やいだ時代 ― パナソニック汐留美術館「ベル・エポック ― 美しき時代」
パナソニック汐留美術館「ベル・エポック ― 美しき時代」会場
19世紀末から1914年頃までのパリが芸術的にもっとも華やいだ時代「ベル・エポック」期を中心に、絵画、ポスター、衣装、装身具、工芸などさまざまを作品紹介する展覧会が東京ではじまる。
展覧会では舞台、音楽、文学、モードなどあらゆる分野の芸術文化を重層的に紹介。
トゥールーズ=ロートレックやジュール・シェレによるポスター、当時のブルジョワたちが身にまとった衣服に装身具、エミール・ガレやルネ・ラリックの工芸作品などとともに、芸術家同士の交流がうかがえる書簡や稀覯本も展示。
往時のモンマルトルの世相を色濃く反映した、デイヴィッド・E.ワイズマン氏とジャクリーヌ・E.マイケル氏による絵画コレクションは日本初公開となる。
ベル・エポック期のパリでは、社会的自立を目指す女性が登場したことも踏まえ、物理学者のマリー・キュリー、画家のモデルを務め、自身も女流画家として活躍したシュザンヌ・ヴァラドン、伝説的な舞台女優サラ・ベルナールなどの女性たちにもスポットをあてる。
「ベル・エポック ― 美しき時代 パリに集った芸術家たち ワイズマン&マイケル コレクションを中心に」は、パナソニック汐留美術館で2024年10月5日(土)~12月15日(日)に開催。観覧料は一般 1200円など。
パナソニック汐留美術館「ベル・エポック ― 美しき時代」会場
パナソニック汐留美術館「ベル・エポック ― 美しき時代」会場
パナソニック汐留美術館「ベル・エポック ― 美しき時代」会場