鶴嶺小6年5組 「大学いも」で被災地支援 石川県に5万円寄付へ
鶴嶺小学校6年5組の児童33人が昨年12月24日、能登半島地震の被災地支援を目的としたチャリティー活動の一環として、同校で大学いもの販売会を行った。
平和をテーマにした総合学習で、児童たちは「被災地に寄付をしよう」と、夏休み前から準備を進めてきた。同校では毎年6年生が1年生のさつまいも栽培を手伝っていることから、加工・販売することで被災地を支援することに決めたという。植え付けから収穫までの作業はもちろん、チラシ作りをはじめとする広報活動や、保健所への届出など一から全て子どもたち自身が行ってきた。
当日、児童らは調理担当と販売担当で分かれ、約450キロのさつまいもを大学いもに調理して販売。開始前から同校の児童や保護者らが列をなすなど大盛況を見せた。広報や販売に携わった新居(にい)朔太郎さんは「大変だったけれど達成感があった」と話し、三留海輝さんは「寄付金が少しでも役にたてば」と話した。
売上金は3万2700円で、同時に集めた募金も2万5918円に上った。児童らは今後、被災地の現状について学んだ後、合計金額の中から5万円を石川県に寄付する予定だという。