「ルアーの持ち運び方どうしてる?」ガチャガチャ入れは卒業して仕切り付きケースのススメ
皆さんは、どのようにルアーを持ち運んでいますか?「あのルアーを持って行って、あの魚を釣る!」そんなことを考えながら釣りの準備をしていると、ルアーケースの中はすぐにいっぱいになってしまいます。しかし、その中で実際に使うルアーは何種類でしょうか?おそらく、それほど多くはないはずです。今回は、筆者のルアーの持ち運び方法とその考え方についてお話ししたいと思います。
深型ケースにガチャガチャルアーを入れる
そこそこの深さがあるルアーケースに、ミノーやシンキングペンシル、バイブレーションからメタルジグまで、とにかく詰め込んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
釣り番組をテレビで見ても、プロでもそういった収納をしている人が多いことに驚かされます。釣り場でお会いする方でも、ガチャガチャ入れは少数派ではないようです。筆者はこの方法を完全に否定しているわけではありませんが、この入れ方には大きなデメリットがあると考えています。
ガチャガチャ入れのデメリット
まず、ルアー同士がとにかく絡みます。フックを輪ゴムでまとめたとしても絡んでしまい、釣り場でルアー交換の際に「ガチャガチャ」と音を立てて、ひどい場合には1分ほどルアーの絡みをほぐしている方も見かけます。これでは、釣りの楽しさが半減してしまうのではないでしょうか?
メリットもある
きっとメリットもあると思います。それは、ルアーをたくさん釣り場に持って行けることです。この方法を選ぶ方の多くは、たくさんのルアーを持参したい、一つのケースで済ませたいと考えているのではないでしょうか。
仕切り付きルアーケースを採用
ガチャガチャしない収納は美しいものです。もし、ガチャガチャ入れに少しでも違和感を覚えた方がいらっしゃいましたら、仕切り付きのルアーケースを使ってみてください。確かに、深型ケースより収納力が落ちるかもしれませんが、今では裏表が開くリバーシブルタイプも多くあります。これなら一つのケースに10個以上のルアーを入れることができ、収納力に大差はありません。もちろん、ガチャガチャすることもありません。
メリット
この収納方法のメリットは、すぐにルアーを取り出せることだけではありません。ルアーの種類ごとに仕切り付きケースを用意しておけば、どこにどのルアーがあるかが視覚的に分かりやすく、ルアーの入れ替え自体も楽になります。新しくおろしたルアーを、ベテランルアーがひしめく深型ケースに入れるのは少々かわいそうな気がします。
デメリット
筆者がこの収納方法を好むためか、デメリットは多少収納力が落ちることくらいではないでしょうか。リバーシブルケースでも厚さは深型ケースの半分程度ですので、ベストの一つのポケットに余裕で2ケース収納できます。もはや収納力に大きな差はないのではないでしょうか?
ルアーを綺麗なままでいつまでも
筆者は絶対にガチャガチャ入れはしません。上述の理由から、今は絶対に乱雑なルアー収納はしません。綺麗なルアーで釣りをすることは、気持ちが良いものです。ぜひ、ルアー1個に1つの部屋を与えてあげてください。
そんな筆者も、初心者の頃は一つのケースにガチャガチャとルアーを入れていました。当時はリバーシブルケースも多少はありましたが、種類が豊富ではなかったように思います。あの頃、ガチャガチャした時間を省けたら、もう5匹くらいは魚を釣ることができたかもしれません。それくらい、時間は大切です。
ルアーやフックの寿命が延びる
先ほどのメリットに加えて、仕切り付きのルアーケースを使えば、ルアー本体やフックの寿命も延びます。
ガチャガチャとルアーを収納すると、フックがケース内でぶつかり合って針先が鈍り、ルアーのボディも傷つきます。傷だらけのルアーはさらに水中で塗装が剥げ、使って1ヶ月でベテランのような味が出てしまいます。長い目で見れば、浸水や動きに影響が出ることにもつながります。
ぜひ、仕切り付きルアーケースを採用してみてください。
<須藤雄飛/TSURINEWSライター>