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茅ヶ崎初の「夫婦分団長」 矢畑在住・吉原雄さん、宣美さん

タウンニュース

消防車両の前で敬礼する宣美さん(左)、雄さん

普段は自営業者やサラリーマン、主婦、学生をしながら、火災や災害など「いざ」という時に現場に駆けつけ街を守る消防団員。茅ヶ崎市内では、393人の団員が活動する。そうしたなか、矢畑在住の吉原雄(たける)さん(57)と宣美(ひろみ)さん(57)夫妻は2024年度、市内で初めて夫婦で分団長を務めた。

吉原さん夫妻は11年秋、豊かな自然に魅かれて茅ヶ崎に移住した。

雄さんは14年からマンションの自治会長を務めることに。地域住民と関わる機会が多くなったことで、消防団活動に誘われた。「実は幼い頃、消防士に憧れていた。その夢がちょっと叶えられるかもと思って」。16年、矢畑地区を管轄する21分団に入団し、月2回の訓練や市主催の防災イベントなどに参加してきた。

昨年4月、同分団の分団長に就任。「やることは変わらないが、地域を守るという責任感はより増したと感じている」。

一方、妻の宣美さんが第22分団に入団したのは17年。同分団は女性だけが所属し、主に広報活動を行っている。

「最初はどんな活動をしているか分からなかった」という宣美さんだが、AED講習や災害時にも活用できるロープワークの講習を受けるうち、徐々に意識が変わったという。「技術や知識を身につけることで、何より身近な人を守ることができる。だから多くの人に知ってほしい」

宣美さんも昨年4月、分団長に就任し、春・秋の火災予防運動や消防フェスティバルなどのイベントで発信を行った。

「消防団を通じて地域でのつながりが広がった」という2人。夫婦同時に分団長を務めたことについて「活動への理解があるので助かった」と雄さんが笑えば、宣美さんは「迷ったときにすぐ相談できてありがたかった」と振り返る。宣美さんは3月いっぱいで分団長の任期を終えるが「引き続き防災・防火につながる情報を発信していきたい」と話している。

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