【印西市】地域と大学が連携して挑戦!「防災」を楽しく学ぶ カードゲーム「 防災マッチ」を体験
6月8日に多世代で交流しながら遊べるカードゲーム「防災マッチ」を使った体験イベントが印西市内で開催されました。
地域からつながる防災の輪
「防災マッチ」は構想から1年、「助け合えるまちづくり」を研究テーマとした千葉商科大学のゼミ生が、印西市で防災啓発の活動をしている市民団体「INZAIみんなの防災プロジェクト」と協力して制作したカードゲームです。
遊び方はかるた式と神経衰弱式の2通りで、災害時に起こりうる問題をテーマに「16の問題と48の必要な対応事例」を想定した内容となっており、遊びを通して防災の知識や心構えを具体的に考えるきっかけが生まれることを目指しています。
イベント当日は子どもから大人まで約30人が参加。
「災害用伝言ダイヤルは171である」や「災害時には1人あたり3リットルの水が必要である」などをお題とした○×クイズから始まり、子どもたちが正解を予想して積極的に議論する姿も。
「防災マッチ」を使ったかるたでは「煙に気がついた時の行動は?」「地震で水が使えない場合にどんな対策をするか?」などの問いが読み上げられると、大人たちも真剣な表情で絵札を取り合い、白熱した勝負に。
参加者からは「親子や家族で防災の話をするきっかけになった」との感想も聞けました。
想像力を高め「もしも」に備える
学生を指導している講師の戸川和成さんは「学校や社会福祉協議会、NPOなどで『防災マッチ』を活用してもらえたらうれしい。火災をリアルに想像してもらうため煙の絵の表現方法にこだわったり、印西市の不動産屋や住民などに直接取材し内容に反映したり、伝えやすさと正確さの二つを大事に制作した」と話します。
防災マッチは夏ごろより「合同会社のれんず」のECサイトで販売予定。
防災マッチから生まれる防災意識が日常にあふれると良いですね。
(取材・執筆/紫みゆき)
問い合わせ
メール/k-togawa@cuc.ac.jp
千葉商科大学総合政策学部 戸川和成研究室