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高市政権の景気対策から感じるデジャヴ

文化放送

ニュースキャスターの長野智子がパーソナリティを務める「長野智子アップデート」(文化放送・月曜日15時~17時、火~金曜日15時~17時35分)、10月27日の放送にジャーナリストの二木啓孝が出演。内閣の高い支持率が報じられる中、「高市政権の景気対策に期待は持てるのか」というテーマで解説を展開した。

鈴木純子(文化放送アナウンサー)「きょう新聞各紙や通信社の内閣支持率が発表されました。軒並み高くなっており、高市政権の景気対策に期待した数字ともいえます」

長野智子「まずは各社の内閣支持率の高さ、どうご覧になっていますか?」

二木啓孝「選挙からずっと政治が停滞していて。言ってみれば『ようやく動き出した』。内閣支持率というけど、1回目は『内閣期待率』と呼んだほうがいいと思う。そういう意味で期待率は高いよね、株価も5万円を超えました、と」

長野「高市総理の『強い経済をつくる』という所信表明ですが、具体的にどのような手段でやっていく、ということでしょうか?」

二木「高市さんが言うのはこういうことですね。『強い経済をつくる必要があります。そのためには戦略的な財政出動を行います。それによって、より所得を増やし、消費マインドを改善します。その結果、事業収益が上がり、税収が増加する。この好循環で国民に景気回復の果実を実感してもらい、不安から希望に変えます』と」

長野「うん」

二木「どんと財政出動をして所得を増やしてモノを買ってもらえば会社も儲かって税収が上がって景気が回復しますよ、という言い方です。聞いたことありません?」

長野「あります。デジャヴかと思いました」

二木「10何年前のアベノミクス、憶えていらっしゃるでしょう。3本の矢。安倍さんがずっとやっていたのが、1本目の矢が大胆な金融政策でお金の供給を増やします、と。2本目は、ジャブジャブ増やすうちに財政政策でフォローしますよ。3本目の矢が民間の需要を喚起して成長戦略に乗せますよ、ということだった」

長野「当時は『3本目の矢が出動しなかった』と言われましたね」

二木「当時の日銀の黒田総裁が、物価上昇が2%以上になるまで異次元緩和をやる、ということだった。デフレだったから物価を上げるんだ、購買力がつけば企業が儲かる、というのが3本の矢だった。おさらいしましょう」

放送では二木が、かつてのアベノミクスを振り返りつつ、高市政権の景気対策との違いについても解説した。

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