1.5トンの巨石が浮く!?広島の秋を盛り上げる「大イノコ祭り2025」今年も開催へ
広島市中心部にある袋町公園を舞台に、2025年11月1日(土)・2日(日)の2日間にわたって「大イノコ祭り2025」が開催されます。
子孫繁栄・無病息災・五穀豊穣・商売繁盛といった願いを込め、古くから広島に伝わる伝統行事を現代的にアレンジしたお祭りです。
祭りのシンボルとなるのは、「石動(いするぎ)」。長さ13mの孟宗竹88本を円周上に直立させ、中央に据えられた重さ1.5トンの「亥の子石」と竹の先端をロープで結び、竹の張力だけで大石を空中に吊り上げるという壮大な演出です。
初日の11月1日(土)には、公募で選ばれた子どもたちがこの大石を「つき」あげる行事「大イノコ」を行い、2日目には祭り来場者とともに大地を打ちつける儀式を実施します。
祭りでは、2夜連続で行われる「表祝祭」と「裏祝祭」も見どころです。初日は音曲奉納と祝宴が実施され、2日目の夜には餅まきや大亥の子つき、水しぶきの中での綱切など賑やかな参加型イベントが盛り沢山。
和太鼓の一団が本通りから袋町公園まで練り歩き、石動の前で演奏や舞を奉納する「お練り」も催され、市内中心部が祭りムードに包まれます。
また、祭り会場内には竹酒をはじめ、旬の食材を使った屋台メニューや「大イノコ祭り」にちなんだスペシャルなグルメが並び、来場者は味覚でも祭りを楽しむことができます。
伝統と革新が調和した演出で広島の秋を盛り上げるこの大イノコ祭り。地域の熱気に触れつつ、参加者自らが体験できる儀式やイベントが満載で、地元の方はもちろん観光で訪れる方にもおすすめです。