鹿児島県から直送された食材を使った料理が自慢のお店。尼崎の『薩摩郷土料理 割烹 結』 尼崎市
尼崎市役所の近くに魚・肉・野菜に至るまで鹿児島県産の素材にこだわった薩摩郷土料理が楽しめるお店『薩摩郷土料理 割烹 結』を見つけたので取材に行ってきました。
JR立花駅から徒歩約10分のところにあり、平日はランチも営業されています。
店内は、広々としておりプライベート空間の半個室もあるお店です。左手に見えるお店の名前が書かれた看板はなんと西郷隆盛のひ孫がわざわざ鹿児島からきて書いてくださったものだそうです。
店内カウンターにはここでしか飲めない焼酎や日本酒がずらりと並んでおり、利酒師(きき酒師)の方でも初めて出会ったと感動する希少なお酒も味わうことができます。
店主は自身の先祖が鹿児島県出身でさらに尼崎市民の約3割は鹿児島県に由来のある方々だということを知り、鹿児島県に特化した飲食店をやってみようと2018年に同店をオープンされました。薩摩の地鶏、鹿児島黒牛、薩摩黒豚などの肉をはじめ魚介類・野菜などほとんどの食材を鹿児島県から仕入れています。
今回筆者は、2022年に全国の和牛王座を決定する【第12回全国和牛能力共進会】で日本一になった鹿児島の「黒牛のステーキ」と、関西では同店でしか食べられないという「白姫海老の刺身」の2品を注文しました。
「黒牛のステーキ」は真空で低温調理されており提供まで少し時間がかかるので、事前予約か最初に注文することをおすすめします。
一口食べてみると想像以上の柔らかさで歯がなくても食べられるのではないかと思うほどです。調味料にもこだわっており、奄美大島の黒糖醤油や2年以上寝かせたもろみを使用した白川水源の醤油を使用しているので、甘みがあってお肉との相性は抜群です。
次にいただいたのは南九州の地でお姫様のように大切に育てられた「白姫えび」を試食させていただきました。このえびは、微生物集合体(バイオフロック)により水質を維持する「閉鎖式バイオフロック養殖システム」で育てられているので、鮮度が良く、安心して生食で食べることができます。
コリコリとした弾力のある食感で身はとろけるほど甘くここまで甘いエビを食べたのは初めてです。
頭の方に詰まった味噌も濃厚で余すことなく味わい尽くしました。
さらにお肉や刺身にご飯ものがいるだろうとご厚意で「黒豚味噌おにぎり」も出していただきました。尼崎で合鴨農法によって作られた米を使用したご飯と上にのった甘みが強い黒豚味噌が濃厚でたまりません。
また同店は、スーパーフードともいわれる90種類以上の栄養素と46種類の抗酸化物質を含む徳之島の「モリンガ」を和菓子にし販売されています。「くず餅」「フィナンシェ」「わらびもち」の3種類があるのですが、今回「わらびもち」を試食させていただきました。
吉野の本わらび粉と「モリンガ」を粉末状にしたものを混ぜて作ったもので、弾力もよくもちもちとした食感でとても食べやすかったです。
ほかにも「六白黒豚しゃぶしゃぶ」や「鹿児島ラーメン」など気になるものがたくさんあり、尼崎で本場さながらの薩摩郷土料理が楽しめるので家族や友人と訪れてみてはいかがでしょうか。
場所
薩摩郷土料理 割烹 結
(尼崎市東七松町1-9-20)
営業時間
月曜~金曜日
11:30~14:00(L.O.13:30)
17:30~22:00(L.O.21:00)
土曜日、祝日
17:30~22:00(L.O.21:00)
定休日
日曜日