四柱推命で本来の自分をより具体的に読み解く方法とは?【一番わかりやすい はじめての四柱推命】
通変星を読み解く
本来の自分をより具体的に読み解く
天干と地支の関係を「通変」とよび、比肩・劫財・食神・傷官・偏財・正財・偏官・正官・偏印・印綬という10種の星で表します。 この「通変星」は、自分自身を表す日柱の天干=日干が、年柱・月柱・時柱それぞれの天干地支とどのような関係性をもつかを示したものです。
中国では、天干地支の組み合わせで生まれる60干支の八字で占うことに重点を置きますが、日本では、この通変星に重点を置いて占うことが多くみられます。60干支を通変星の10の星に置き換えて考えるほうが、数が少なくて学びやすいと思われているからかもしれません。
PART3の60干支では、あなたに宿った天干地支の基本的な性質を、自然現象や自然物にたとえながら読み解きました。本章の通変星では、より具体的に人物像を表し、それぞれの運命の傾向を読み解いていきます。通変星は、八字に入る干支に蔵干を加えて導き出すもので、パーソナリティがより詳細にわかりやすくなり、才能や傾向を深く知ることができます。自分を具体的に知った後は、家族やパートナーの通変星を調べてみるのも楽しいでしょう。また、右ページにある洩星は別名「遊星」と、流派によって呼び方が違う場合もあります。
通変星のグループ分け
10の通変星を性質ごとに分けると、下の通り5つに分類される。
【出典】『一番わかりやすい はじめての四柱推命』著:愛新覚羅ゆうはん