テレビ局の命運を任された!韓国ドラマ上半期アンカー「視聴率請負師」5人
韓国の各テレビ局は、続く大衆のテレビ離れなどにより今年も苦戦続き。
話題作・人気作といわれるものはあるものの、さほど視聴率を獲得できていないものが目立っており、近年ヒット作の指標となりつつある20%台を超えたドラマは、40%越えで大ヒットと言われる毎日放送されるタイプの作品を除いて、残念ながらまだ登場していない。
つい先日新しい年が始まったかと思えば、もうすぐ半年。そろそろこのあたりで花火を打ち上げたいのだろうか、5月と6月には、韓ドラ人気を牽引するスターが各作品で主演を務める。
韓国テレビ局の命運を任されたといっても過言ではない俳優は誰なのか、視聴率請負師に抜擢された彼らが出演する新作ドラマと役を簡単にご紹介。
上半期最後に激突が起こりそうな豪華ラインナップで、長年お茶の間で活躍してきた役者から、今勢いのあるニューフェイスまで、数字を見込める実力と人気を誇る面々だ。
(図)Danmee 日本の韓国ドラマファンが厳選!爽やか韓流代表 パク・ボゴム出演ドラマ
チョン・ギョンホ
5月30日にスタートするコミカルファンタジー『労務士のノ・ムジン』(MBC/2025)で主演を務めるのはチョン・ギョンホ。『賢い医師生活』シリーズ(tvN/2020、2021)で医師役を、『イルタ・スキャンダル 〜恋は特訓コースで〜』(tvN/2023)では塾講師に扮して、作品を成功へと導いた役者だ。
新作ドラマで任されたのは、生計型の労務士役。幽霊が見える設定で、生きるために仕方なく彼ら彼女らの労働問題を解決し、その過程で成長していくという。今回も、お得意の専門職キャラで大いに盛り上げてくれそうだ。
ナムグン・ミン
6月13日に初回放送を迎える予定のラブストーリー『私たちの映画』(SBS/2025)では、ナムグン・ミンが主演を務める。安定した演技力を持ち、「出演作はどれも面白い」とドラマファンから絶大なる信頼を寄せられている彼だ。
スランプに陥った映画監督役に扮して、余命宣告された女優志望のヒロインを演じるチョン・ヨビンと切ないラブストーリーを描き、『恋人~あの日聞いた花の咲く音~』(MBC/2023)に続いて、お茶の間にトキメキと感動をプレゼントする予定だ。
パク・ボゴム
5月31日にお目見えされる予定の『グッドボーイ』(JTBC/2025)では、パク・ボゴムが主演を務める。先月『おつかれさま』(Netlix/2025)でドラマファンを魅了したばかりだが、5月からは、コミカルアクション捜査劇で楽しませてくれる。
彼が演じるのは、ボクシング選手出身の警官。ある事件をきかっけに金メダリストから転落し、第2の人生を歩むことに。警察官として、悪と反則がはびこる世の中を前に、仲間たちと共に立ち向かっていく。“天使”と言われることもある彼が、どのような演技変身を遂げるのか注目されている。
チュ・ヨンウ
6月23日からスタートする予定のファンタジーロマンス『ギョヌと仙女』(tvN/2025)では、チュ・ヨンウが主演を務める。昨年は『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』(JTBC/2024)、今年は『トラウマコード』(Netflix/2025)で脚光を浴びた、今勢いのある若手俳優だ。
恋愛経験ゼロの女子高生巫女(チョ・イヒョン扮)が、チュ・ヨンウ演じる不運を引き寄せる初恋相手を救う物語。1999年生まれで同い年、注目株でもある役者2人が、どのようなケミストリーを生み出すのか、放送を心待ちにする人は多い。
カン・ハヌル
5月12日に第1話を迎える予定の『隠し味にはロマンス』(Genie TV、ENA/2025)では、カン・ハヌルが主演を務める。『椿の花咲く頃』(KBS/2019)や、その他数々の出演作でドラマの人気を牽引してきた実力派俳優だ。
『椿の花咲く頃』以後、約6年ぶりとなるラブコメディーで、韓国No.1食品会社の理事兼ファインダイニングの責任者に扮し、コ・ミンシと共に“レシピハンター”と“味にこだわるシェフ”の成長ロマンスを描くという。相性の悪いヒロインと、ロマンスへと徐々に発展していく過程を、どのように描くのか熱い視線を浴びている。
(ライター/西谷瀬里)