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“グローバルフェスの聖地”代々木公園には南洋名物料理とお楽しみが勢揃い!

東京ディープチャイナ

“グローバルフェスの聖地”代々木公園には南洋名物料理とお楽しみが勢揃い!

“野外フェスティバル”といえば、音楽のイベントが夏の風物詩となっているくらい盛り上がっていますが、世界各国の文化交流を目的とした“グローバルフェスティバル”も人気です。東京ディープチャイナも出店している「四川フェス」は毎年大盛況ですよね。

代々木公園

このようなフェスティバル(以下フェス)は、食べ物や雑貨、観光局や航空会社、NPOやNGO関連など、いくつものブースが出店していて、ステージでは民族舞踊や歌などを楽しむことができます。

四川フェス

ゴールデンウィーク頃から年末までの長い期間、都内ではどこかの会場で何らかのフェスが開催されているので、私はアジア各国のフェスをいろいろと巡っています。現地グルメの中には南洋中華もあったりして様々な料理を食べることができるのです。

今回はそんなグローバルフェスをピックアップしてご紹介しましょう。楽しみ方の参考にもしてみてくださいね。

「チャイナフェスティバル2024」大盛況!

まずは、9月7、8日の両立に東京・代々木公園イベント広場にて開催された、「日中文化交流 チャイナフェスティバル2024」。当日は朝からテレビ番組の生中継が入って、開場前から大盛り上がりでした。

チャイナフェスティバル2024

文化、観光、体験、音楽ライブ、食、と中国満載の2日間。飲食ブースをはじめ、観光&文化交流、物販、展示と多岐にわたっていて、ひとつひとつのブースを見て回るのが楽しいです。

雲南省のブース。民族衣装を飾るブースも多く鮮やか

日本で活動している文化交流の活動団体や語学学校、現地発信のネット通信や不動産など、様々な切り口のブースがあって、来場されている中国人や日本人にも有意義な情報が盛りだくさん。なかには、中国駐日本大使館の領事部が出店していて、中国渡航のビザ申請ができるコーナーがあったのがびっくりでした。

楽しみのひとつである食は、中国食材店のような食材や調味料などが一度に購入できるブースはありませんでしたが、雲南省のコーヒー豆の販売や陝西省のそば茶の試飲ができました。山東省と湖南省は、物産や観光展示などを盛り込んだ個別エリアがあったので、それぞれの特色が出ていたなと感じます。

四川料理、福建料理、広東料理、陝西料理など50店以上が出店

鉢鉢鶏は1本100円から

牛肉丸やモツたっぷりのスープ

このようなフェスでの楽しみは食ですよね。東京ディープチャイナでもおなじみの「沸騰小吃城」や「青島ビール」なども出店されていて、食べたいモード全開になりました。肉夾饃や炒米粉、鉢鉢鶏など、出来立ての料理がどんどん売れていきます。私が滞在していた時は、生煎包や羊肉串のブースに長い列ができていました。

羊肉串は多くのブースで販売していて大人気

天気にも恵まれて大盛況の同フェスでしたが、会場となった代々木公園は、以前からたくさんの“グローバルフェス”が行われていて、長年愛されている場所なのをご存じでしょうか。

グローバルフェスの聖地「代々木公園」をチェック!

グローバルフェスの一年は、ゴールデンウィーク頃から始まります。都内でフェスに行こうとする場合、情報収集に欠かせないのが、こちら!

「東京フェス&イベント情報」
https://www.eventfestival.info/

東京都内の定番のイベント場所やその他の情報が一目でわかる優れサイトです。日比谷公園、上野公園などいろいろとありますが、“グローバルフェスの聖地”といえば代々木公園です。それも芝生が広がるメインの方ではなく、一般道を挟んだ野外ステージがあるイベント広場の方!

ベトナムフェスティバル

代々木公園の三大フェスといわれる、「ナマステインディア」(インド)、「タイフェスティバル」(タイ)、「ベトナムフェスティバル」(ベトナム)は10年以上も前からこの地で愛されているフェスで、近年は「台湾フェスタ」も人気となっています。

代々木公園は野外ステージのイベント広場がメイン会場となりますが、その脇の渋谷駅方面へと続く、ケヤキ並木通りを利用してフェスが行われることもあります。

スケジュールが混み合うと、複数のフェスが同時開催することがあるので、「歩いていたら知らない間に別のフェスに突入していた」なんてことも“あるある”です。チャイナフェスの時は、ベリーダンスのフェスと同時開催でした。

各国の文化を知る楽しみのひとつは料理!

タイ版 海南鶏飯「カオマンガイ」

例えば、野外ステージ広場からケヤキ並木通りまでフルに場所を利用したフェス最大級規模の「タイフェスティバル」ならば、茹で鶏肉とごはんのコンビであるカオマンガイや揚げ麺と茹で麺の2種麺を使ったカレーらーめんであるカオソーイ。近年人気No.1メニュー焼き鳥のガイヤーンなどがあります。

チャーンビールで乾杯なんていいですね。東京を中心に関東甲信エリアのタイ料理店が出店して会場を盛り上げています。

クア・ミー(炒麺)は米粉で作られている。鶏モモ肉は甘辛い味付け

中国と国境を接し、料理に関しても中国からの影響が多くあるラオス。「ラオスフェスティバル」でも、炒め麺の「クア・ミー」や焼き鳥の「ピン・カイ」は、多くのブースで提供していたので、食べ比べをしたら楽しいかもしれません。

ベトナム料理でピクニック気分。下は食べ物柄のレジャーシートです

今年の「ベトナムフェスティバル」では、東京ディープチャイナ編集長の中村正人さんとご一緒して、ベトナム料理を楽しみました。

フランス植民地時代を経験しているベトナムは料理にもフランステイストが入ったものが多く、フランスパンを使った「バインミー」が人気です。さらに、屋台ブースで人気の牛肉の米粉麺「ブンボーフエ」や野菜たっぷりの米粉の薄焼き「バインセオ」などを楽しみました。今年は、どのタイミングも暑い日ばかりでしたが、出来立ての料理はどれもおいしかったです。

ブン

会場には、テーブルとイス(テーブルのみの場合も)が用意されていますが、混雑によっては争奪戦になります。公園なのでベンチもありますが、こちらも同様。小さなビニールシートやレジャーシートなどを持参されてもピクニック気分で楽しめるのではないでしょうか。中村さんとご一緒の時もレジャーシートや料理やドリンクで手がふさがりがちなので、小さなトレイやドリンクホルダーを持参すると便利ですよ。

フェスのパンフレットには案内図や出店企業名が記載されていますので、気になったお店をチェックして、改めて店舗を訪れるきっかけにしてもよいですね。

アーティストの来日ステージや出店ジャンルも多様に

食べ物と同じくらいにフェスでの楽しみといえば、ステージを楽しみにしている人も多いです。

在日の人たちや日本人によるサークルのダンスチームや日本で活動をしている歌手この数年のフェスといえば、その国の人気アイドルや俳優といった著名人のステージプログラムが一気に増えてきて、盛り上がり方に変化が出てきたように感じます。

また、ベトナムフェスでは現地ベトナムでの不動産ブースがあったり、チャイナフェスでは電気自動車の販売もしていたり、スマホやネットの通信系展示販売もどんどん進化していました。扱う商品もどんどん規模が大きくなってきていてびっくりです。

秋以降もグローバルフェスをはじめ、様々な切り口で楽しめるフェスが開催されるので、ぜひスケジュールをチェックしてみてくださいね。

(伊能すみ子)

店舗情報

代々木公園 

渋谷区代々木神園町

https://www.tokyo-park.or.jp/park/yoyogi/index.html

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