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「推し活」来街者の価値に注目!新潟市が新たな観光戦略を探るセミナーを開催(新潟市中央区)

にいがた経済新聞

新潟市都市政策部の宮崎博人政策監

新潟市主催セミナー「来街者に向けた受け入れ体制の検討(『推し活』への取組について)」、クロスパルにいがた(新潟市中央区)

新潟市都市政策部は2月4日、「来街者に向けた受け入れ体制の検討(『推し活』への取組について)」をテーマにしたセミナーを、新潟市中央区にて開催した。朱鷺メッセでのコンサートやライブに訪れる県外からの来街者に焦点を当て、地域経済活性化の可能性を探った。

セミナーには、地域の企業や関係者約100人が参加。新潟市は都心のまちづくり「にいがた2km」を進めていく中で、「推し活」による来街者の経済的価値に注目していく必要性を説明し、今後の受け入れ体制強化や推し活ワーキンググループの発足の提案などを行った。

具体的な施策案としては、コンベンション開催情報、コンサート・ライブ開催情報、アルビレックス新潟のビックスワン試合日程を統一したカレンダーを作成・公開し、事業者が「推し活」来街者向けの施策を行いやすくすることや、事業者が提供する人流データの活用、ARコンテンツや回遊を促すアプリサービスの利用促進などの提案が行われた。

またセミナーでは、新潟市における「推し活」への取り組みについて、企業や専門学校の代表者が登壇し、情報提供やサービス紹介が行われた。

「喫茶とお酒 ムラリス」を経営する渡邊映美代表

新潟市中央区で飲食店「喫茶とお酒 ムラリス」を経営する渡邊映美代表は、「推しカラー」のパフェやプレートへのメッセージをリクエストできる「推しカフェコース」をメニュー化。これにより新潟市でコンサートやライブがある日を狙って集客できるようになったという実例を紹介した。

またNTT-ME関信越ブロック統括本部新潟エリア統括部の渡辺裕樹氏は、スマートフォンなどから収集した新潟市内の人流データや、開催コンサートのアーティスト別の属性データを披露。アーティストによってファンの属性に特徴がある点や、コンサート前後の人流の違いがあることを説明し、データ分析を活用した周遊拡大の可能性を強調した。

NTT-MEの渡辺氏が、朱鷺メッセ(新潟市中央区)で開催されたアーティスト別の来街者の属性分析を紹介した

新潟市都市政策部の宮崎博人政策監は、「推し活への取り組みについて、出来るところからみなさまと一緒に協力しあって展開できればと思っている。また、新潟は『マンガ・アニメのまち』でもあるので、そのような切り口でもこのプラットフォーム内で継続的に取り組んでいきたい」と語った。

新潟市都市政策部の宮崎博人政策監

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