大野小学校 廃材アートでSDGs学習 多摩美の学生が指導
大野小学校3年生が9月24日、多摩美術大学と連携し廃材アート作りに取り組んだ。
コロナ禍で使用され、不要になったアクリルパーテーションに児童たちが絵を描き、フォトスポットとして展示する。
大野中まちづくりセンターが地域の憩いの場となるフォトスポットの設置を検討していた。相模原市と包括連携協定を結ぶ同大学とさがみはらSDGsパートナー、同小学校に協力を依頼し、今回の企画が実現した。
同大学の教授や学生の指導のもと、9月3日に第1回の授業が行われ、児童たちは紙に海の生物の絵を描いた。その絵を元に学生がレーザーを使い、アクリル板をカットし、その板に児童たちが色を塗った。
この取り組みを通じ、児童たちは海洋に廃棄されるプラスチック問題や不要なものを別の方法で用いる資源循環の重要性について学んだ。
指導した同大学生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻の河本あゆさん(4年)は、「児童たちが自分の感じたままに描いているのが見ていて楽しい」と話した。
児童たちの作品は、年度内に同センターに地域のフォトスポットとして飾られる予定。