豊浜釣り桟橋でのサビキ釣りで20cm級アジを好捕【愛知】握り寿司にして堪能
9月11日(水曜日)は愛知県・南知多町豊浜の豊浜釣り桟橋で想定外の良型アジが連発した。当日は午前1時に目覚ましをセットし、家族を起こさないようにそっと自宅を出発、豊浜釣り桟橋へ車を走らせた。
豊浜釣り桟橋でサビキ釣り
実は前週の5日にも訪れたが、まさかのボウズをくらってしまった。その日は午前10時から釣り始めたが、ターゲットのアジは釣れずアイゴの猛攻に遭った(※ヒレに毒があるため必ずフィッシュグリップを使おう)。やはり朝マヅメを狙うべきだった。あまりの悔しさに1週間たたない間に豊浜へ向かっていた。
深夜2時に到着すると人気の沖側は全て埋まっていた。内側の中間辺りに釣り座を構えて素早く準備する。今日はアミエビを使ったトリックサビキでアジを狙う。また日の出時刻が遅くなったため簡易集魚灯を持参した。久しぶりなので不安があったが、なんとか点灯させることができた。
朝マヅメにかけ連発
早速釣りを開始する。投入時はスピニングリールを逆回転させ、まきエサが取れないようにボトムまでゆっくり落としていく。すぐにアタリはなかったためサオ受けにセットして回遊を待つ。そういえば、前年のこの時期は豊浜でタチウオが釣れていた。集魚灯の周りにいないか確認したが、姿は見えなかった。
暗いなか
朝マヅメまでは約2時間ある。時間つぶしにスマホを見ようとしたとき激しく鈴が鳴った。いつもの豆アジのアタリではなかったのでボラが掛かったのかと慎重に上げてくると、なんと20cm前後のアジが釣れた!桟橋の穴から落とさないようにすぐにタックルボックスの中に入れる。豆アジしか釣れないと思っていたので驚きと興奮だ。
すかさずサビキにアミエビを通して同じタナ(ボトム)へ投入すると、同じように体高のあるアジがヒット。その後もコンスタント釣れた。午前5時を回ると周りが明るくなり始めた。ヘッドライトと集魚灯の明かりを消して朝マヅメに備えたがアタリはなく……。
やがて再びアタリがあり、慎重に巻き上げると上がってきたのはアイゴだ。両隣の人も同じように釣れ始めた。アイゴのヒレには毒があるためフィッシュグリップを使って外してリリースした。
炙り寿司を堪能
午前5時30分、完全に明るくなったころに納竿した。この時間になると帰る人も多くいるが、来る人も多い。旬のカワハギを狙うのであればこの時間に釣り座が空くのでお勧めだ。
通勤ラッシュに巻き込まれる前に帰宅して家族に釣果を自慢した。いつもはフライか唐揚げにするが、今日は炙り寿司を作ることにした。釣れたアジの半身はちょうどすしネタにぴったりサイズ。少しバーナーであぶりネギを散らして完成。脂が乗ったアジをおいしくいただいた。
今回の釣行をまとめると、前回同様に状況の変化はとても早い。SNSなど最新の情報を元に集魚灯・トリックサビキなど釣りの引き出しをたくさん持っておくと釣果アップにつながると思う。
<週刊つりニュース中部版APC・伊藤洋輔/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年10月4日号に掲載された記事を再編集したものになります。